みなさんこんにちは。LIXIL窓マイスター、東京の窓リフォーム専門店「エコマド工房」の塩田です。
本日は、元LIXIL営業所長をしていた知識と経験から、東京の窓リフォームで考えたい「来年の夏も同じ暑さを我慢しますか?家で過ごす時間にお金を使うという選択」について、詳しく細部まで解説をさせていただきます。
最近ではLIXILの全国大会でセミナーもさせていただいています。是非最後までご覧いただければ幸いです。
今年の夏、「家の中なのに暑い」「エアコンをつけているのに窓際が暑い」「夜になっても部屋に熱がこもっている」と感じた方も多いのではないでしょうか。
暑い日が続くと、つい「夏だから仕方がない」と考えてしまいます。
しかし私は、窓・建材・建物断熱の分野に24年以上携わってきた中で、住まいの暑さをすべて我慢で解決する必要はないと考えています。
旅行や外食、家電などにお金を使うのと同じように、「これから何年も家で過ごす時間」にお金を使う。
これも、とても大切な選択ではないでしょうか。
来年の夏も、同じ暑さを我慢しますか?
夏が終わりに近づくと、暑さのつらさも少しずつ忘れていきます。
ところが、住まいそのものが変わらなければ、来年の夏も同じ悩みが繰り返される可能性があります。
- エアコンをつけても窓際が暑い
- 西日の入るリビングが夕方になると暑い
- 寝室が夜になってもなかなか涼しくならない
- 冷房を強くすると今度は身体が冷えすぎる
- 電気代が気になり、冷房の設定温度を下げるのをためらう
- マンションの上層階で日差しや室温上昇が気になる
こうした悩みがある場合、エアコンだけを見るのではなく、「窓からどのように熱が入っているのか」にも目を向けていただきたいと思います。
住宅の暑さは窓だけが原因ではありません。屋根や外壁、断熱材、建物の方位、日射、換気、エアコンの能力など、さまざまな条件が影響します。
そのため、「内窓を付ければどんな家でも必ず涼しくなる」と断定することはできません。
一方で、窓は屋外と室内を隔てる大きな開口部です。特に日射の影響を受けやすい窓では、ガラスや窓まわりの断熱・遮熱対策を見直すことが、夏の住環境改善につながる場合があります。
「モノ」ではなく、家で過ごす時間にお金を使う
窓リフォームのご相談を受けていると、私は時々、「窓を買う」と考えるだけでは少しもったいないと思うことがあります。
もちろん実際の工事では、内窓やガラスなどの商品を購入していただきます。
しかし、本当に手に入れたいものは窓そのものではないはずです。
たとえば、暑かったリビングで家族が過ごしやすくなること。
窓際のソファでゆっくり本を読めること。
子どもが過ごす部屋の温熱環境を整えること。
夜、寝室で冷房を必要以上に強くしなくても過ごしやすい環境を目指すこと。
そして冬になれば、窓際から感じる冷気や結露の悩みを軽減することにもつながります。
私たちエコマド工房が届けたいのは、窓という商品ではなく、その先にある毎日の暮らしです。
「断熱で日本を変える」というのが、私たちのビジョンです。
大げさな話に聞こえるかもしれませんが、一つひとつの住宅が夏も冬も少ない負担で快適に過ごせるようになれば、冷暖房への過度な依存を抑え、省エネやCO₂削減にもつながっていきます。
そして何より、自宅で過ごす家族の時間を、少しでも心地よいものにできる可能性があります。
東京の住まいだからこそ「窓」を見直してほしい理由
東京都では、戸建住宅だけでなくマンションなどの集合住宅にお住まいの方も非常に多くいらっしゃいます。
マンションの場合、「窓は共用部分だからリフォームできないのでは?」と思われる方も少なくありません。
確かに、既存の外窓やサッシは共用部分として扱われるケースが一般的で、自由に交換できない場合があります。実際の工事可否については、マンションごとの管理規約や管理組合への確認が必要です。
そこで選択肢になりやすいのが内窓(二重窓)です。
内窓は、現在ある窓を撤去せず、その室内側にもう一つ窓を設置する方法です。
LIXILの「インプラス」などが代表的な製品です。
既存窓と内窓の間に空気層ができるため、室内外の熱の移動を抑える効果が期待できます。条件が合えばマンションでも採用しやすい方法ですが、専有部分に設置する工事であっても、管理規約等の確認はおすすめしています。
内窓で期待できるのは夏の暑さ対策だけではありません
内窓には、主に次のような効果が期待できます。
- 断熱:室内外の熱の移動を抑えやすくする
- 暑さ対策:ガラスの仕様などを適切に選ぶことで、日射による暑さの軽減が期待できる
- 寒さ対策:冬場の窓際の冷えを軽減しやすくする
- 結露軽減:室内側の窓表面温度が下がりにくくなることで結露軽減が期待できる
- 防音:窓が二重になることで屋外からの音や室内から漏れる音の軽減が期待できる
- 省エネ:冷暖房効率の改善によってエネルギー使用量を抑えられる可能性がある
ただし、ここは専門店として正直にお伝えしておきたいところです。
内窓は万能ではありません。
窓の開閉が二回になる、掃除する面が増える、設置するためのスペースが必要になるといったデメリットがあります。
結露についても、室内湿度や換気、建物の断熱状態などが影響するため、内窓を設置すれば必ずゼロになるとは限りません。
防音についても、音は壁や換気口、玄関など窓以外から入ることがあります。
大切なのは、内窓を付けること自体を目的にするのではなく、「今困っていることに対して、内窓が本当に適切な方法なのか」を確認することです。
全部の窓を一度に工事しなくても構いません
窓リフォームというと、「家中の窓を全部やらなければ意味がないのですか?」と質問されることがあります。
もちろん、住宅全体の断熱性能を考えれば、複数の窓をバランスよく改善するメリットはあります。
しかし、ご予算や悩みの大きさによっては、無理にすべての窓を一度に工事する必要はありません。
私なら、まず次のような場所を確認します。
- 家族が長い時間を過ごすリビング
- 西日や強い日差しが入る窓
- 夏の夜に暑さが残りやすい寝室
- 子ども部屋や高齢のご家族が過ごす部屋
- 冬になると特に寒さや結露が気になる窓
- 交通量が多く、騒音に悩んでいる部屋
「どの窓から改善すると、自分たち家族の暮らしが一番変わるのか」という優先順位で考えることが大切です。
補助金が出るから工事を増やすのではありません。
必要な工事を考え、その工事に使える補助制度があるなら、上手に活用して自己負担を軽くする。
エコマド工房では、この順番を大切にしています。
内窓リフォームは比較的短期間で施工しやすい
「断熱リフォーム」と聞くと、何日も工事が続き、生活に大きな影響が出るイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
内窓は、既存の窓の室内側に新しい窓を取り付ける工事のため、比較的短時間で施工しやすいことが特徴です。
窓の数や大きさ、現場条件によって異なりますが、工事時間の目安は1時間から半日程度です。
ただし、窓枠の状態や設置スペース、窓の形状によっては、そのまま施工できない場合や追加の部材・工事が必要になる場合があります。
そのため、見積金額だけで決めるのではなく、現地調査で施工条件まで確認することが大切です。
2026年、東京都では窓リフォームの補助制度も大きな判断材料です
東京都で2026年に窓断熱リフォームを検討する場合、費用面で確認していただきたいのが補助制度です。
2026年度も国の窓断熱リフォームに関する補助制度が実施されており、国の「先進的窓リノベ2026事業」では、住宅の窓リフォームについて1戸あたり最大100万円の補助上限が設定されています。
また東京都では、令和8年度「既存住宅における省エネ改修促進事業」が受付中で、高断熱窓・高断熱ドアについては、対象製品の性能や大きさに応じて助成額が決まり、通常の上限は1住戸あたり200万円です。一定の防犯性能を備えた対象窓では上限が異なる場合があります。
さらに、お住まいの市区町村によって独自制度が用意されている場合があります。
そのため東京都では、条件が合えば国・東京都・市区町村の3制度併用を検討できるケースがあります。
ただし、制度を単純に足し算すれば必ずその金額を受け取れる、という意味ではありません。
住宅の種類、対象製品、工事内容、助成対象経費、各制度の併用条件、お住まいの自治体などによって補助額は変わります。同一経費への重複充当などにもルールがありますので、契約前に制度ごとの条件を確認することが重要です。
東京都では条件により、最大400万円+αの補助金を活用できる可能性がありますが、これはすべての住宅で受け取れる金額ではありません。
補助金を見るときに私が一番大切だと思うのは、上限額の大きさだけではなく、「自宅の場合、最終的な工事費と自己負担はいくらになるのか」を見ることです。
補助金があるから工事する、では順番が逆です
補助制度が充実していると、「せっかく補助金が出るなら、今のうちに工事した方がいいですよ」と言いたくなるのが販売する側の心理かもしれません。
しかし、私は少し違う考え方をしています。
補助金は目的ではなく、必要な工事の負担を軽くするための手段です。
まず考えてほしいのは、「家のどこに困っているのか」です。
夏のリビングが暑いのか。
冬の寝室が寒いのか。
結露掃除を減らしたいのか。
道路の騒音で眠りにくいのか。
電気代を考えて断熱性能を高めたいのか。
目的によって、優先すべき窓もガラス仕様も変わります。
そのうえで必要な工事が補助対象になるのであれば、利用できる制度をきちんと確認する。
それが、補助金で失敗しない考え方だと思っています。
窓リフォームを検討する前に確認してほしい5つのこと
東京で内窓・二重窓リフォームを検討される方には、契約前に次の5点を確認していただきたいと思います。
- 何を改善したいのか
暑さ、寒さ、結露、防音など、目的を明確にします。 - どの窓の優先順位が高いのか
全部一律ではなく、生活時間や方位を考えて選びます。 - マンションの場合は管理規約を確認したか
内窓であっても物件ごとのルールを確認しておくと安心です。 - 補助対象製品・申請条件を確認したか
補助金は対象製品や手続きの時期などに条件があります。 - 補助金を差し引いた自己負担額で比較したか
「最大○万円」だけではなく、最終的にいくら支払うのかを確認します。
こうしたポイントを整理してから見積りを比較すると、「安い・高い」だけではなく、自分の家に合った提案なのか判断しやすくなります。
家は、人生の中でも長い時間を過ごす場所です
窓リフォームには費用がかかります。
ですから私は、「補助金があるから今すぐやりましょう」と契約を急いでいただきたいとは思っていません。
その費用を使って、ご家族の暮らしがどう変わるのかを考えていただきたいと思っています。
毎年繰り返す夏の暑さ。
冬になるたび感じる窓際の寒さ。
毎朝拭いている結露。
外から聞こえてくる車や電車の音。
そして、冷暖房を使うたびに気になる光熱費。
これらを「家だから仕方がない」と我慢するのではなく、住まいそのものを少し改善することで、これからの生活を快適にするという考え方があります。
家で過ごす時間は、毎日の積み重ねです。
一日だけの快適さではなく、来年の夏、その次の冬、そしてその先の家族の時間にお金を使う。
窓断熱リフォームには、そんな価値もあると私は考えています。
もちろん、ご自宅によっては内窓より別の方法が適していることもありますし、工事を急ぐ必要がないケースもあります。
だからこそ、まずは「自宅の暑さの原因はどこにあるのか」「どの窓から改善すると効果を感じやすそうか」を知るところから始めてください。
2026年の補助制度を活用して、来年の夏を考えてみませんか
2026年度も国の補助金制度の継続が決定しました。
国の先進的窓リノベ2026事業では、補助金の申請手続きやお客様への還元は登録された「窓リノベ事業者」が行い、登録のない事業者との契約は補助対象になりません。また、予算上限に達し次第、交付申請の受付は終了します。
東京都では、国・東京都・市区町村の3制度併用ができる可能性があります。条件により、最大400万円+αの補助金を活用できる可能性があります。
ただし、補助対象や補助額、制度間の併用可否は工事内容や住宅、お住まいの自治体などによって異なります。東京都の制度では事前申込など手続きの順序にも条件がありますので、工事を決める前の確認が大切です。
エコマド工房では、国・東京都・市区町村の各補助金について、お客様の負担が少なくなるよう、制度に応じた申請手続きや必要書類の作成を支援しています。申請主体や支援内容は、自治体や制度により異なります。
これらの補助金を上手に活用し、2026年中に住まいの快適性を高めてみませんか。東京都で窓リフォームをご検討中の方は、ぜひエコマド工房へご相談ください。
「全部の窓を工事するべきかわからない」「マンションでも内窓を付けられる?」「自宅では補助金がいくら使える?」という段階でのご相談でも大丈夫です。
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