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2026-09-14

東京の戸建てで内窓を全窓に入れた事例|世田谷区で行った実際の話

東京の戸建てで内窓を全窓に入れた事例

戸建てで窓の断熱を考えるとき、家じゅうの窓をまとめてやるべきか、一部から始めるべきかで迷われる方が多くいます。この記事では、当社が東京都世田谷区代田の築33年の戸建てで行った工事をもとに、全体を対象にした場合に何が起きるのかをお伝えします。総額、工期、採用した窓の種類まで、公開している事例のとおりに記載します。一部から始める選択肢についても同じだけ書きます。

株式会社エコマド工房(窓と建物の断熱に特化したリフォーム専門店)

公開日:2026年9月14日/最終更新日:2026年9月14日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約9分

東京の戸建てで全体を対象にすると、どんな工事になりますか?

当社が東京都世田谷区代田の築33年の戸建てで行った工事では、総額105万円、工期1日で完了しました。引違い窓・FIX窓・開き窓を組み合わせています。

まず、この工事の中身をそのままお伝えします。金額の内訳を推測で作ることはせず、公開している施工事例に記載されている実際の数字と仕様です。

東京都世田谷区代田の施工事例

当社が公開している施工事例(東京)から。

項目内容
工事場所東京都世田谷区代田・築33年の戸建て住宅
断熱総額105万円
工期1日
採用製品LIXILインプラス 引違い窓・FIX窓・開き窓
ガラスLow-E複層ガラス
ショコラーデ

出典:世田谷区代田の施工事例(自社集計・2026年8月時点)/窓の数・サイズ・住まいの条件により異なり、同額を保証するものではありません。

総額105万円は、当社が東京で公開している内窓のみの施工事例のなかで最も大きい規模です。それでも工期は1日で終わっています。

当社の東京の事例では、内窓のみの工事は40万円から105万円の範囲に分布しています。40万円台はひと部屋分の窓を対象にした規模で、105万円は住まいの広い範囲を対象にした規模です。

工期が1日で収まったのは、内窓が既存の窓を壊さずに室内側へ足すだけの工事だからです。窓の枚数が増えても、解体を伴う工事のようには日数が伸びません。

当社の東京での施工事例8件のうち6件が工期1日です。規模が大きくても、窓まわりの造作が素直であれば作業は進みます。

代田は小田急線と京王井の頭線が通る地域で、戸建てと低層の集合住宅が混在しています。築30年前後の戸建てが多く残る地域で、窓まわりの条件としては似た住まいが少なくありません。

色はショコラーデという濃い木目調です。床や建具の色に合わせたいときによく選ばれる色で、窓まわりが引き締まって見えます。色の選択は断熱の性能とは関係がありませんので、お好みで決めていただけます。

間取りと窓の数によって規模は変わります。

なぜ三種類の窓を組み合わせたのですか?

窓の役割が違うためです。出入りや換気に使う窓は引違いに、採光だけが目的の窓はFIXに、外側に開く窓には開き窓を選ぶと、使い勝手を保ったまま断熱を確保できます。

戸建ては、マンションに比べて窓の形がばらつきます。掃き出し窓、腰高窓、階段の採光窓、浴室の小窓、勝手口まわりの窓。それぞれ使い方が違います。

窓の種類と向いている場所

窓の役割で選び分けます。

種類向いている窓
引違い窓出入りや換気で開ける窓、掃除のために開けたい窓
FIX窓採光が目的の窓、手が届きにくい位置の窓、開ける習慣のない窓
開き窓外側に押し開ける既存窓に合わせる場合

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

内窓を付けると、その窓を開けるときに内窓と既存窓の二回操作することになります。毎日出入りする掃き出し窓では、この手間が生活の負担になることがあります。

一方、階段の途中にある採光窓のように開ける習慣のない窓であれば、FIXにしたほうが構造がすっきりし、断熱の面でも有利になります。

現地調査で「この窓は何回開けますか」とお聞きしているのは、この判断のためです。全部を同じ形にそろえないのは、聞き取りの結果です。

戸建てで窓の種類が増えるのは、間取りの自由度が高いためです。マンションは同じ間取りが積み重なるため窓の形も似た構成になりますが、戸建ては家ごとに窓の配置が違います。

そのぶん、内窓の側も種類を混ぜて納めることになります。すべてを引違いでそろえると、開ける習慣のない窓にまで開閉の仕組みが入り、費用も構造も無駄が出ます。

開き窓は、外側に押し開けるタイプの既存窓に合わせて選びます。室内側にも同じ動きの窓を足すことで、既存窓の操作を妨げずに二重にできます。

全体を対象にすると、何が変わりますか?

住まい全体で温度差が出にくくなります。一部だけを対象にした場合、施工していない部屋との差が残ります。

窓の断熱は、手を入れた窓のある部屋で効きます。逆に言えば、手を入れていない部屋はそのままです。

一部屋だけを施工した場合、その部屋は変わりますが、廊下や隣の部屋との温度差が生まれます。夏であれば、涼しい部屋から出た瞬間に暑さを感じることになります。

対象範囲による違い

どちらが良いという話ではなく、目的によって選びます。

範囲変わること残ること
ひと部屋その部屋の体感が変わります他の部屋との温度差が残ります
生活時間の長い部屋過ごす時間の大半が快適になります使用頻度の低い部屋は変わりません
住まい全体部屋ごとの温度差が出にくくなります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

ただし、全体を対象にすれば必ず満足度が高いとは限りません。使っていない部屋にまで費用をかけることになるためです。

夏に室内へ入ってくる熱のうち、大きな割合が窓や開口部からです。どの窓から入る熱を止めたいのかを決めることが、範囲を決めるということです。

温度差が出にくくなることの利点は、夏よりも冬に分かりやすく表れます。廊下や脱衣所との温度差が小さくなるためです。ただし窓以外の部分の断熱がそのままであれば、差が完全になくなるわけではありません。

戸建てでは、屋根や壁からの熱の影響もあります。2階が極端に暑いという場合、窓だけでは変化が限られることがあります。この点は現地調査でお伝えしています。

範囲を決めるときは、家族が実際にどこで過ごしているかを見てください。間取り図の上では均等に部屋がありますが、暮らしのなかでは滞在時間が大きく偏っています。効果を感じる場所は、その偏りに沿って決まります。

一部から始める場合、どう選べばよいですか?

生活時間が長く、大きな窓のある部屋から始めるのが確実です。小さな窓を数多くそろえるより、体感の変化が分かりやすくなります。

予算の都合や、効果を確かめてから広げたいという理由で、一部から始める方も多くいらっしゃいます。

優先順位のつけ方

上から順に効果を感じやすい傾向があります。

優先度対象理由
高いリビングなど生活時間が長く大きな窓のある部屋過ごす時間が長く、窓の面積も大きいためです
高い西向きで午後に暑くなる部屋日射の影響を強く受けています
寝室睡眠の質に関わる時間帯の体感が変わります
低い納戸や使用頻度の低い部屋過ごす時間が短いためです

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

内窓は窓1か所ごとに独立して設置できます。今回対象にしなかった窓へ、あとから追加することもできます。

当社の東京の事例でも、40万円台から105万円まで規模が分かれています。40万円台の事例は、悩みの大きい部屋の窓を対象にしたものです。

最初にすべてを決めきる必要はありません。ただ、将来どこまでやりたいかを伝えておいていただけると、順番の組み方をご提案できます。

効果を確かめてから広げたいという進め方は、費用の面でも無理がありません。まず一部屋で体感を確認し、納得できたら次の部屋に進むという順番です。

当社が東京で施工した事例では、40万円台の工事が3件あります。この帯は例外的な少数ではなく、部屋を絞って始めた場合に実際によく出てくる規模です。

逆に、来客用の和室や使っていない子ども部屋まで一度に施工すると、費用のわりに体感が変わらないということが起こります。使っていない部屋は後回しにしても構いません。

戸建てならではの注意点はありますか?

搬入経路と駐車スペース、そして近隣へのご挨拶です。マンションのような届け出の手順はありませんが、建物の周囲の条件が段取りに効いてきます。

戸建てはマンションと違い、管理組合への届け出や作業時間帯の決まりがありません。そのぶん、別の確認事項が出てきます。

戸建てで事前に確認すること

現地調査で一緒に見ています。

確認することなぜ見るのか
駐車できる場所材料を積んだ車を停める位置を決めます
玄関からの動線建具を運び入れられるかを確認します
階段の形状2階の窓へ運び上げられるかを確認します
近隣との距離作業音への配慮と、事前のご挨拶の範囲を決めます

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

2階の窓が対象に含まれる場合、階段の形状が効いてきます。折り返しの階段や、幅の狭い階段では、大きな建具を運び上げるのに時間がかかります。

敷地内に駐車できない場合は、近隣のコインパーキングから運ぶことになり、往復の時間が加わります。この点も現地調査で確認しています。

近隣への事前のご挨拶は、当社からも行います。作業音は解体を伴う工事に比べて抑えられますが、枠を固定する際には工具を使います。

また、戸建てでは足場が必要かどうかも確認します。内窓は室内側の工事のため通常は不要ですが、あわせて外側の工事を行う場合には検討することがあります。

作業時間帯のご希望があれば、あらかじめお知らせください。

戸建てで相談するには、どう進めればよいですか?

対象にしたい部屋の窓の写真をお送りいただくところから始められます。全体を見てほしい場合は、家の間取りが分かるものがあると話が早く進みます。

ご相談の入り口は、窓の写真だけで構いません。全体を検討される場合は、部屋ごとに窓の写真があると、範囲の組み立てがしやすくなります。

ご相談から工事までの流れ

当社でご案内している標準的な進め方です。

順番内容
1ご相談(写真だけでも可)
2現地調査(採寸・取り合い・搬入経路の確認)
3ご提案とお見積り(窓ごとの仕様と範囲)
4近隣へのご挨拶
5工事日の調整
6工事

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

お見積りは、どの窓を対象にしているかが1か所ずつ分かる形でお出ししています。範囲を増減する判断がしやすくなるためです。

全体でお見積りを出したうえで、予算に合わせて範囲を絞るという進め方もできます。まず全体像を見てから決めたいというご要望にも対応しています。

当社は東京23区全域と、武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市などの近郊に対応しています。世田谷区のほか、八王子市などの市部でも戸建ての施工を行っています。

間取り図がお手元にあれば、写真とあわせてお送りください。どの部屋がどの方角を向いているかが分かると、日射の影響まで含めて優先順位をご提案できます。

お見積りをお渡ししたあと、すぐにお返事をいただく必要はありません。範囲を減らして再度お見積りをご希望いただくこともできます。

戸建てで全部の窓に内窓を入れると、どのくらいかかりますか?

当社が東京都世田谷区代田の築33年の戸建てで行った工事は、総額105万円・工期1日でした。窓の数・サイズ・住まいの条件により異なりますので、対象が決まった段階でお見積りをお出しします。

窓の枚数が多いと工期は延びますか?

枚数だけでは決まりません。世田谷区代田の事例は総額105万円の規模でしたが工期1日で完了しています。一方、総額44万円の築57年マンションは工期2日でした。下地の造作の量が日数を左右します。

一部の部屋だけでも意味はありますか?

あります。手を入れた部屋の体感は変わります。ただし施工していない部屋との温度差は残ります。生活時間が長く大きな窓のある部屋から始めると、変化が分かりやすくなります。

あとから窓を追加できますか?

できます。内窓は窓1か所ごとに独立して設置できるため、最初に対象としなかった窓へあとから追加することが可能です。ただし現地調査と採寸はあらためて行います。

引違い窓とFIX窓はどう使い分けますか?

出入りや換気で開ける窓は引違い、採光だけが目的で開ける習慣のない窓はFIXが向きます。FIXは開かないぶん構造がすっきりし、断熱の面でも有利です。どの窓をどうするかは現地調査で決めます。

戸建ての全体プランもご相談いただけます

全体でお見積りを出したうえで、予算に合わせて範囲を絞ることもできます。部屋ごとの窓の写真をお送りいただければ、組み立てをご提案できます。東京23区と近郊、市部にも対応しています。

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出典・参照