みなさんこんにちは。LIXIL窓マイスター、福岡の窓リフォーム専門店「エコマド工房」の塩田です。
本日は、元LIXIL営業所長をしていた知識と経験から、福岡の窓リフォームにも関係する「子どもが寒がる10月、暖房はまだ早い?室温調整と窓まわりの冷え対策」について、詳しく細部まで解説をさせていただきます。
最近ではLIXILの全国大会でセミナーもさせていただいています。是非最後までご覧いただければ幸いです。
10月に子どもが「寒い」と言ったら、暖房をつけてもいい?
10月になると、福岡市でも朝晩は少しずつ冷え込むようになります。
昼間は過ごしやすく、「まだ暖房を使う時期ではないかな」と感じる一方で、朝起きた子どもが「寒い」と言ったり、夕方になるとリビングの窓際がひんやりしたりすることがあります。
結論から申し上げると、「10月だから暖房はまだ早い」と月だけで判断する必要はありません。
大切なのは、カレンダーではなく、実際の室温や子どもの様子、そして家の中でどこが冷えているのかを見ることです。
同じ福岡市内でも、住宅の断熱性能、窓の大きさ、方位、戸建てかマンションかによって室内環境は大きく変わります。日中は暖かくても、朝晩だけ室温が下がる住宅もあります。
寒さを感じているのであれば、無理に我慢するのではなく、衣類や寝具を調整したり、必要に応じて暖房を短時間利用したりしながら、快適に過ごせる環境をつくることが大切です。
福岡市の10月は昼と朝晩の温度差に注意
福岡は比較的温暖な地域ですが、10月は季節の変わり目です。
気象庁の平年値を見ても、福岡では10月上旬から徐々に気温が下がっていきます。特に月の後半になるにつれて、朝晩は秋らしい冷えを感じやすくなります。
ここで住宅の中で気をつけたいのが、外の気温と「室内で体が感じる寒さ」は必ずしも同じではないという点です。
例えば、室温計ではそれほど低い数字が出ていなくても、窓の近くでは冷たさを感じることがあります。
特に、昔ながらのアルミサッシや断熱性能の低いガラスを使用している住宅では、外気の影響を窓から受けやすくなります。
窓際にソファや子どもの遊び場、ベビーベッド、学習机などがある場合は、「部屋全体の室温」だけではなく、子どもが普段過ごしている場所が寒くないかを確認してみてください。
大人は平気なのに、なぜ子どもだけ寒がるの?
ご相談の中でも、「親は寒くないのに子どもが寒いと言います」というお話を聞くことがあります。
ここで確認していただきたいのが、子どもがいる高さと大人がいる高さの違いです。
暖かい空気は上に移動しやすいため、暖房を使用している部屋でも、天井付近と床付近では温度の感じ方が異なることがあります。
小さなお子さんの場合、床に座って遊んだり、寝転んだりする時間も長いため、大人より床付近の冷えを感じやすい環境にいることがあります。
さらに窓の近くでは、冷えたガラス面などの影響で周囲の空気が冷やされ、冷たい空気が床側へ流れることがあります。
そのため、大人が立った状態で「この部屋は暖かい」と感じていても、床付近や窓際では体感が違う可能性があります。
お子さんが寒がる場合は、一度しゃがんで、いつも子どもが遊んでいる高さで室温や冷気を確認してみることをおすすめします。
10月の室温調整で確認したい5つのポイント
「暖房をつけるか、まだ我慢するか」という二択で考える必要はありません。まずは次のようなポイントを確認してみてください。
- 室温を実際に測る
感覚だけではなく、温湿度計などを使って確認します。 - 床付近の温度も確認する
子どもが遊ぶ場所と、大人の顔の高さでは環境が違う場合があります。 - 窓際に冷気を感じないか確認する
カーテンを開けた状態と閉めた状態でも比較してみましょう。 - 朝・夕方・就寝前で比較する
昼間は快適でも、日没後に急に冷えを感じる住宅があります。 - 室温だけでなく湿度や換気にも注意する
加湿しすぎると、寒い時期には窓の結露につながることがあります。
暖房を使用する場合も、設定温度を必要以上に高くするのではなく、衣類や寝具、カーテンなども組み合わせながら調整するとよいでしょう。
暖房をつけても窓際が寒いなら「窓」が原因かもしれません
ここからは窓の専門店として、ぜひ知っていただきたいポイントです。
暖房をつければ、空気そのものは暖めることができます。しかし、窓の断熱性能が低い住宅では、せっかく暖めた室内の熱が窓などの開口部から逃げやすくなります。
その結果、こんな状態になりやすくなります。
- 暖房をつけても窓際だけ寒い
- 暖房を止めると室温が下がりやすい
- 足元に冷気を感じる
- 朝になると窓に結露が発生する
- 暖房を強くしないと快適に感じにくい
このような場合、暖房器具だけを見直すのではなく、「暖めた熱を逃がしにくい住まいにできないか」という視点も大切です。
エコマド工房が窓断熱を重視しているのも、単に窓という商品を販売したいからではありません。
暖房を強くし続けなくても家族が過ごしやすい住まい、子どもが窓際でも過ごしやすい住まいをつくることが、窓リフォームの本来の目的だと考えています。
窓の冷え対策として有力なのが「内窓・二重窓」
窓まわりの寒さ対策として、既存住宅で検討しやすい方法の一つが内窓(二重窓)です。
LIXILの「インプラス」などの内窓は、現在使用している窓を撤去するのではなく、その室内側にもう一つ窓を設置します。
既存窓と内窓の間に空気層ができ、さらに熱を伝えにくい樹脂製の内窓を組み合わせることで、外気温の影響を受けにくくする仕組みです。
期待できる主なメリットとしては、次のようなものがあります。
- 窓から伝わる暑さ・寒さの軽減
- 冷暖房効率の改善
- 結露の軽減
- 外から入る騒音や室内から漏れる音の軽減
- 窓が二重になることによる侵入抑止効果
LIXILでは、インプラスの取付時間について1窓あたり約60分を目安として案内しています。ただし、窓の大きさや形状、設置場所、下地の状態などによって施工時間は異なります。
複数の窓を施工する場合でも、一般的には大規模な断熱改修と比べて生活への影響を抑えやすく、窓数や現場条件によっては1時間から半日程度で工事できるケースもあります。
内窓を付ければ寒さも結露も全部解決する?
ここはメリットだけではなく、注意点も正直にお伝えしたいところです。
内窓は断熱対策として有力ですが、「付ければどの家でも同じように暖かくなる」「結露が完全になくなる」とは言えません。
住宅の寒さは、窓だけではなく、壁・床・天井の断熱性能、すき間、換気、間取りなどにも左右されます。
また結露についても、内窓によって軽減が期待できますが、室内の湿度が高い場合や室内外の温度差が大きい場合などには発生することがあります。
内窓そのものにも、次のような点があります。
- 窓を開けるときに2回開閉する必要がある
- 掃除する窓が増える
- 取付けに必要な窓枠の奥行きが確保できない場合がある
- 窓の形状によって施工方法の検討が必要になる
ですから、エコマド工房では「とにかく全部の窓に内窓を付けましょう」という考え方ではありません。
子どもが長く過ごすリビング、寝室、子ども部屋など、実際に寒さで困っている場所から優先順位を考える方法もあります。
代表の塩田は、窓・建材・建物断熱の分野に24年以上携わってきました。その経験は商品を多く販売するためではなく、「この家の場合はどこを改善すると暮らしやすくなるのか」を判断し、工事後の後悔を減らすために使うべきだと考えています。
10月は冬の寒さを確認する良いタイミングでもあります
10月に子どもが寒がり始めたら、すぐに窓リフォームが必要ということではありません。
まずは、寒さを感じる場所を確認してみてください。
朝のリビングなのか、窓際の遊び場なのか、夜の子ども部屋なのか。あるいは家全体が冷えているのか。
「寒い」という一言でも、原因によって対策は変わります。
カーテンや衣類、暖房の使い方で十分改善できるのであれば、大がかりな工事を急ぐ必要はありません。
一方で、毎年冬になると「窓際だけ寒い」「暖房をつけても足元が冷える」「結露を毎朝拭いている」という状態が続いているのであれば、冬本番を迎える前に窓の断熱性能を確認する価値があります。
2026年は福岡でも窓断熱に補助金を活用できる可能性があります
2026年度も、国による住宅の省エネ・窓断熱リフォームを支援する制度が実施されています。
2026年9月時点では、「先進的窓リノベ2026事業」において、高い断熱性能を持つ対象製品を使った内窓設置や外窓交換などが補助対象となっています。
住宅については、条件により1戸あたり最大100万円の補助を受けられる可能性があります。
ただし、「内窓を付ければ100万円もらえる」という意味ではありません。
実際の補助額は、窓の大きさ、製品の性能、住宅の種類、施工方法、工事箇所数などによって変わります。また、最低補助額などの申請要件もあります。
補助金は工事をする目的ではなく、本当に必要な断熱工事の自己負担を軽減するための手段として考えることが大切です。
「最大いくらもらえるか」だけを見るのではなく、工事総額から補助額を差し引いた最終的な自己負担額と、その工事でどの部屋の悩みを改善したいのかを一緒に考えてください。
子どもの寒さ対策で、まず今日から確認してほしいこと
10月にお子さんが「寒い」と言ったら、まず次の順番で確認してみてください。
- 室温と湿度を測る
- 子どもがいる床付近でも確認する
- 窓際から冷気を感じないか調べる
- 衣類・寝具・カーテンなどで調整する
- 寒ければ無理に我慢せず暖房を適切に使う
- 毎年同じ窓際の寒さに悩むなら、窓断熱を検討する
特に、「暖房を入れると暖かいけれど、消すとすぐ寒くなる」という住宅では、暖房器具だけでなく住宅側の断熱性能にも目を向けてみてください。
エコマド工房が掲げているのは、「断熱で日本を変える」というビジョンです。
これは、単に高性能な窓を増やしたいという意味ではありません。
子どもが朝起きたとき、家族がリビングで過ごすとき、冬の夜に寝室へ入ったとき。「家の中なのに寒さを我慢する」という時間を少しでも減らし、家族が自宅で心地よく過ごせる時間を増やしていきたいと考えています。
福岡市で内窓・二重窓をご検討中の方へ
2026年度も国の補助金制度の継続が決定しました。
補助金の申請には登録事業者との契約が必要となり、予算に達し次第終了となります。
福岡では、条件により最大100万円の補助金を活用できる可能性があります。
この補助金を上手に活用し、2026年中に住まいの快適性を高めてみませんか。福岡で窓リフォームをご検討中の方は、ぜひエコマド工房へご相談ください。
「子ども部屋だけ寒い」「リビングの大きな窓を優先したい」「全部の窓を工事する必要があるのかわからない」といった段階でも大丈夫です。
必要のない工事まで急いで決めるのではなく、ご家族が実際に困っている場所から優先順位を整理していきましょう。
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