賃貸で内窓は設置できる?確認すべきことと分譲との違い | ひと部屋断熱リフォームを中心に断熱知識を更新中! | 福岡市|玄関/窓/断熱リフォーム/補助金ならエコマド工房

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2026-09-03

賃貸で内窓は設置できる?確認すべきことと分譲との違い

賃貸で内窓は設置できる?

賃貸のアパートやマンションに住んでいて、冬の寒さや結露に困っている。内窓が良いと聞いたけれど、借りている部屋に取り付けてよいのか分からない。この記事では、賃貸で内窓を検討するときに確認すべきこと、分譲マンションとの違い、承諾を得るときの伝え方までを整理します。設置の可否を判断するのは所有者や管理組合であるため、その前提でお読みください。

公開日:2026年9月03日/最終更新日:2026年9月03日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約8分

賃貸住宅に内窓を設置することはできますか?

所有者の承諾が得られれば設置できる場合があります。ただし承諾なしに設置することはできません。可否を判断するのは貸主や管理会社であり、当社が決められるものではありません。

まず前提を整理します。内窓は、いま付いている窓を撤去せず、その内側にもう1枚の窓を追加する工事です。壁を壊さないため建物への影響は小さいのですが、それでも借りている部屋に手を加えることに変わりはありません。

住まいの種類ごとの確認先

住まいの種類確認する相手主に確認する内容
賃貸(アパート・マンション・戸建て)貸主または管理会社設置の承諾、退去時の原状回復の扱い
分譲マンション(自己所有)管理組合・管理会社管理規約の定め、工事の届出、作業時間のルール
持ち家の戸建て特にありません

承諾なしで進めることはできません

当社では、賃貸にお住まいの方からご相談をいただいた場合、必ず所有者の承諾を確認したうえで進めています。承諾が取れていない状態で工事をお受けすることはありません。

退去時にどうするかという問題があるためです。取り外して原状に戻すのか、そのまま残してよいのかは、貸主との取り決めによって変わります。ここが曖昧なまま設置すると、退去時にトラブルになりかねません。

逆に言えば、この点さえ整理できていれば、賃貸でも検討できる工事です。まずは貸主または管理会社にご相談ください。

なお、賃貸でも一戸建てを借りている場合や、社宅にお住まいの場合も考え方は同じです。所有者または管理されている先の承諾が前提になります。

当社にも、賃貸にお住まいの方からのご相談は届きます。可否をお答えすることはできませんが、どんな工事なのかをご説明することはできますので、確認の前段階でご相談いただいて構いません。

なぜ所有者の承諾が必要なのですか?

建物は所有者のものであり、賃貸借契約では原状回復の義務が定められているのが一般的だからです。内窓は既存の窓枠に固定するため、取り付けの跡が残る可能性があります。

内窓の取り付けでは、既存の窓枠に内窓用の枠を固定します。壁を壊す工事ではありませんが、窓枠にはビスなどで留める必要があります。

承諾を得るときに整理しておきたい論点

論点確認する内容
設置してよいかそもそも承諾が得られるかどうか
退去時の扱い取り外して原状に戻すのか、残してよいのか
費用の負担入居者が負担するのか、貸主が負担する可能性があるのか
工事の届出管理会社への事前連絡が必要か
作業できる曜日や時間共同住宅の場合、時間帯が定められていることがあります

貸主にとって不利益ばかりではありません

内窓の設置は、建物の窓まわりの状態を改善する工事です。設備が良くなることを歓迎される貸主もいらっしゃるため、相談してみる価値はあります。

ただし、これはあくまで一般的な話です。実際にどう判断されるかは所有者次第ですので、当社から「承諾は得られます」と申し上げることはできません。

相談の際に、どんな工事なのかを説明する資料が必要であれば、当社からお渡しできる範囲でご用意します。工期や工事の内容が分かるほうが、話が進みやすいことがあります。

なお、内窓の設置は建物の構造に手を入れる工事ではありません。壁の解体や外装の変更をともなわないため、大がかりなリフォームとは扱いが異なる場合があります。この点も、相談されるときの材料になると思います。

分譲マンションの場合は何が違いますか?

自分で所有している住戸であれば貸主の承諾は不要ですが、管理規約の確認が必要です。窓のサッシとガラスが共用部分として扱われていることが多く、工事の届出を求められる場合があります。

分譲マンションで内窓が設置できるケースが多いのは、内窓が既存の窓の内側、つまり住戸の専有部分に新しく取り付けるものだからです。とはいえ、管理規約の確認は必要です。

分譲マンションで確認しておきたいこと

確認することどこで確認するか
管理規約に内窓に関する定めがあるか管理規約・使用細則
工事の届出や申請が必要か管理組合・管理会社
工事ができる曜日や時間帯管理組合・管理会社
共用部分の養生や搬入経路のルール管理組合・管理会社

当社にはマンションでの施工事例が複数あります

当社が福岡で公開している施工事例21件のうち、マンションでの工事は14件です。築46年から築2年まで幅があり、総額は34万円から177万円、中央値は47万円でした。

マンションでの施工事例(当社の福岡実績4件)

地域・建物総額工期ご相談の内容
福岡市南区大楠・築41年37万円1日窓際から伝わる冷気や、朝晩の冷え込みによる室内の寒さ
福岡市西区姪浜駅南41万円1日冬場の寒さと、午後から強く差し込む西日
福岡市東区千早・築19年63万円1日アルミサッシに一枚ガラス。線路を走る音と、子ども部屋の結露
福岡市城南区長尾・築24年・1階80万円1日窓際の寒さと、車の音や通行人の話し声など外部から伝わる生活音

出典:エコマド工房 施工事例(自社集計・2026年8月時点)/窓の数・サイズ・住まいの条件により異なり、同額を保証するものではありません。

また、お客様の声のなかには「管理組合への連絡まで丁寧に相談にのってくださり」というご感想をいただいたものもあります。手続きの進め方が分からない場合は、ご相談ください。

確認にかかる期間も見込んでおいてください

管理組合の理事会が月に一度という場合、回答が出るまでに時間がかかることがあります。工事の時期を決めている場合は、確認の期間も含めて逆算しておくと安心です。

当社にご相談いただければ、確認から工事までのおおよその流れをご案内します。手続きにどれくらいかかるかは管理組合によって異なりますが、進め方の見当はつけていただけると思います。

分譲であれば、退去時の原状回復を気にする必要はありません。この点は賃貸との大きな違いで、判断がしやすくなります。管理規約の確認だけ済ませれば、あとは戸建てと同じ流れで進められます。

承諾を得るとき、何を伝えればいいですか?

どんな工事なのか、建物にどんな影響があるのか、退去時にどうするのかの3点を整理して伝えると話が進みやすくなります。工期が短いことも、伝えておくと理解を得やすい要素です。

貸主・管理会社に伝えたい内容

伝えること具体的な内容
工事の内容既存の窓は撤去せず、その内側にもう1枚の窓を追加します。壁は壊しません
工期当社の施工事例21件では19件が1日で完了しています
建物への影響既存の窓枠に内窓の枠を固定します。取り付けの跡が残る可能性があります
費用の負担どちらが負担するのかを整理しておきます
退去時の扱い取り外して原状に戻すのか、残してよいのかを確認します
目的寒さ、結露、音など、いま困っている内容を具体的に伝えます

困っている内容を具体的に伝えるほうが伝わります

「断熱したい」より「毎朝この窓が結露して、窓枠にカビが出ている」のほうが、相手にとって判断しやすくなります。建物の維持にも関わる話であれば、なおさらです。

当社にご相談いただく内容にも、結露と寒さ、音と寒さのように複数の悩みが重なっているケースが多くあります。実際に困っていることをそのままお伝えいただくのがよいと思います。

相談の前段階で、おおよその費用感や工事内容を知っておきたい場合は、窓の写真をお送りください。承諾を得る前の段階でのご相談も受け付けています。

口頭ではなく、書面で残しておくことをおすすめします

承諾が得られた場合、その内容を書面やメールなど記録の残る形にしておくと安心です。特に退去時の扱いについては、あとから認識の違いが出やすい部分です。

担当者が変わったり、建物の所有者が替わったりすることもあります。工事から退去までのあいだが長くなるほど、記録の有無が効いてきます。難しい書式は必要なく、やりとりのメールが残っていれば十分なことも多いはずです。

承諾のやりとりが済んだら、その内容を当社にもお知らせください。工事の範囲や退去時の取り決めを共有しておくことで、施工の方法をあわせて調整できる場合があります。

設置できない場合、ほかに方法はありますか?

承諾が得られない場合、工事をともなわない対策に限られます。断熱カーテンやシート類は手軽に始められますが、窓のガラス面が冷えること自体は変わらないため、期待できる範囲は限定的です。

工事をともなわない対策と、その限界

対策働きかける場所残る課題
厚手カーテン・断熱カーテン窓と室内のあいだ開けているあいだは働きません。窓辺の温度は下がったままです
結露防止シート・断熱シートガラス面(貼った範囲)サッシの枠や貼れない部分は残ります
吸水テープ・結露取り出てしまった水結露が起きること自体は変わりません
除湿機・換気室内の水蒸気の量湿度を下げすぎると別の不快さが出ます

住み替えのタイミングで検討される方もいらっしゃいます

賃貸で承諾が得られない場合、いま住んでいる住まいでできることには限りがあります。持ち家や分譲への住み替えを検討されるタイミングで、あらためてご相談いただくケースもあります。

暖房時に室内から逃げる熱の58%は窓・開口部からと報告されています。窓に手を入れられないという制約は、対策の選択肢をかなり狭めることになります。

暖房時に室内から逃げる熱の58%が窓・開口部からとされています。
出典:資源エネルギー庁「省エネポータルサイト/省エネ住宅」(原典:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会資料)

そのうえで、まずは貸主に相談してみることをおすすめします。だめだと思い込んで相談しないまま何度も冬を越している、というお話も実際にうかがいます。

また、賃貸にお住まいのあいだは工事をともなわない対策で乗り切り、住まいが変わったタイミングで窓に手を入れるという考え方もあります。判断の材料として、費用の実例だけ見ておきたいというご相談も歓迎します。

最後にもうひとつ。承諾が得られなかった場合でも、その理由を聞いておくと次につながることがあります。建物の管理上の都合なのか、前例がないだけなのかで、時期を変えて再度相談できるかどうかが変わります。

賃貸の内窓について、ほかに知っておくべきことはありますか?

ここまでで触れきれなかった確認事項を、お問い合わせでよくいただく5つの質問としてまとめました。承諾と原状回復に関する内容です。

内窓は取り外して持っていけますか?

取り外すこと自体は可能ですが、既存の窓枠に固定するため取り付けの跡が残る可能性があります。また、次の住まいの窓に寸法が合うとは限りません。退去時の扱いは、設置前に貸主と取り決めておくことをおすすめします。

貸主が費用を負担してくれることはありますか?

建物の設備が改善される工事のため、負担についてご相談される方もいらっしゃいます。ただし判断するのは所有者ですので、当社からお約束はできません。相談される際に必要であれば、工事内容が分かる資料をご用意します。

承諾を得る前に見積もりを取ってもいいですか?

問題ありません。むしろ、おおよその費用と工事内容が分かっているほうが相談しやすくなります。窓の写真を送っていただければ、この段階でおおよその費用感をお伝えします。

分譲マンションなら管理組合の許可は不要ですか?

管理規約の定めによります。窓が共用部分として扱われている場合、届出や申請が必要なことがあります。まずは管理規約と使用細則をご確認ください。可否を判断するのは管理組合です。

社宅や公営住宅の場合はどうなりますか?

所有者や管理主体のルールに従うことになります。賃貸と同じく、まずは管理されている先にご確認ください。確認の進め方が分からない場合は、工事内容の説明資料をご用意できます。

承諾の前でも大丈夫。窓の写真を送るだけでお答えします

貸主や管理組合に相談する前に、費用と工事内容を把握しておきたいという方は多くいらっしゃいます。窓の写真とお困りごとをお送りいただければ、おおよその費用感と工事の内容をお伝えします。24時間受付中です。

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分譲マンションにお住まいの方は、マンションの内窓費用の実例4件を、相談の進め方を知りたい方は写真での見積もりでできることもあわせてご覧ください。

出典・参照