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2026-09-01

インプラスとウチリモの違いは?東京の内窓の選び分けを実例で解説

インプラスとウチリモの違いは?

内窓を調べていると、LIXILの「インプラス」とYKK APの「ウチリモ」という二つの名前によく出会います。どちらも内窓の商品名で、やろうとしていることは同じです。では何が違い、どう選べばよいのか。この記事では、当社が東京で実際に両方を採用した施工事例をもとに、選び分けの考え方を整理します。カタログの比較ではなく、現場でどちらを選んだかという話です。

株式会社エコマド工房(窓と建物の断熱に特化したリフォーム専門店)

公開日:2026年9月01日/最終更新日:2026年9月01日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約9分

インプラスとウチリモは、そもそも何が違うのですか?

どちらも既存の窓の内側に取り付ける内窓で、目的も構造の考え方も同じです。違うのはメーカーで、インプラスはLIXIL、ウチリモはYKK APの商品です。色や枠の展開、対応できる窓の大きさなどに差があります。

最初に押さえていただきたいのは、この二つが「別の工事」ではないということです。どちらも、いま付いている窓の内側にもう一枚の窓を足して二重窓にする商品です。断熱の仕組みも、既存の窓とのあいだにできる空気の層で熱の移動を抑えるという点で共通しています。

インプラスとウチリモの基本的な位置づけ

やろうとしていることは同じです。


インプラスウチリモ
メーカーLIXILYKK AP
種類内窓(二重窓)内窓(二重窓)
取り付け方既存の窓の内側に枠を回して建具を入れる同左
断熱の考え方既存窓とのあいだの空気層で熱の移動を抑える同左

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

どちらが優れているという関係ではありません。窓の条件と住まいの要望に対して、どちらが無理なく収まるかで選びます。

当社は特定のメーカーに固定していません。東京で施工した事例を見ると、葛飾区や江戸川区、世田谷区ではインプラスを、練馬区ではウチリモを採用しています。同じ内窓でも、現場ごとに選んだ結果が分かれているということです。

メーカーを固定していると、条件に合わない窓で無理をすることになります。大きな掃き出し窓、細長い形の窓、奥行きが取りにくい窓。こうした窓では、対応できる範囲がメーカーごとに違うため、選択肢を持っておくことが納まりの自由度に直結します。

名前が違うと別物のように見えますが、住宅設備の世界では同じ用途の商品を各メーカーが出しているのが普通です。内窓もその一つで、比べるべきは名前ではなく、その窓に対して何を選べるかという中身になります。

当社は東京で、どちらをどう使い分けたのですか?

練馬区氷川台の築42年のマンションではウチリモを、葛飾区白鳥の築23年のマンションではインプラスを採用しました。どちらも工期1日で完了しています。

カタログ上の比較よりも、実際にどちらを選んだのかを見ていただくほうが分かりやすいと思います。当社が東京で公開している施工事例から、両方の例を並べます。

当社が東京で採用した内窓の例

いずれも工事場所が東京と明記されている事例です。

工事場所建物採用製品総額工期
東京都練馬区氷川台築42年のマンションYKK ウチリモ 引違い窓・FIX窓(グレイジュ)94万円1日
東京都葛飾区白鳥築23年のマンションLIXILインプラス(プレシャスホワイト)ほか63万円1日
東京都世田谷区代田築33年の戸建てLIXILインプラス 引違い窓・FIX窓・開き窓(ショコラーデ)105万円1日
東京都荒川区東日暮里マンションLIXILインプラス 引違い窓・FIX窓(ライトウッド)40万円1日

出典:練馬区氷川台の施工事例葛飾区白鳥の施工事例 ほか(自社集計・2026年8月時点)/窓の数・サイズ・住まいの条件により異なり、同額を保証するものではありません。

この一覧から読み取れるのは、建物の種類や築年数でメーカーが決まっているわけではないということです。マンションでも戸建てでも、どちらの製品も使っています。

選び分けの実際は、窓の形と大きさ、必要な色、そして納まりの条件です。現地調査で窓を見てから決めるため、ご相談の段階でメーカーを指定していただく必要はありません。

補足すると、練馬区の事例は築42年、葛飾区の事例は築23年です。築年数が倍近く違いますが、どちらも工期1日で終わっています。古い建物だから時間がかかる、新しい建物だから早いという単純な関係ではなく、窓の枚数と下地の造作の量で決まります。

選ぶときに実際に効いてくるのは、どんな点ですか?

窓の大きさと形、色の合わせ方、そして窓枠の奥行きです。この三つで、選べる製品が絞られます。

メーカーの違いが具体的に効いてくるのは、次の三点です。

選び分けで効いてくる要素

現地調査で実際に見て判断します。

要素なぜ効くのか
窓の大きさ・形対応できる寸法の範囲がメーカーごとに違います。大きな掃き出し窓や細長い窓で差が出ます
色の展開部屋になじませたい色があるとき、選べる色は製品によって変わります
窓枠の奥行き必要な奥行きが確保できるか、ふかし枠で足すかを判断します
窓の種類の組み合わせ引違い・FIX・開き窓・テラスドアをどう混ぜられるかが変わります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

色は性能とは関係のない選択です

当社が東京で施工した事例では、グレイジュ、プレシャスホワイト、ライトウッド、ショコラーデと、住まいごとに色が分かれています。断熱の性能はガラスと枠の構成で決まるため、色は見え方の好みで選んでいただいて問題ありません。

ただ、部屋になじむかどうかは仕上がりの満足度に直結します。壁になじませたいのか、既存の窓枠や建具の色に合わせたいのか。ここを最初に決めておくと、選べる製品が自然に絞られることがあります。

窓の種類の組み合わせも判断材料です。当社の世田谷区代田の事例では、引違い窓とFIX窓と開き窓の三種類を組み合わせています。窓の役割に応じて種類を変えると、開閉の手間を増やさずに断熱を確保しやすくなります。

窓枠の奥行きについては、足りない場合にふかし枠という部材で室内側へ延長します。特殊な工事ではなく、内窓では一般的に使われる部材です。どのくらい足すかは採寸で決まり、ここでも選べる製品の範囲が関わってきます。

当社の東京のお客様からは、ふかし枠を入れても圧迫感は感じなかったという声をいただいています。実際の見え方は足す奥行きの量と色の選び方で変わりますので、気になる場合は現地調査のときに実物の断面をお見せしながらご説明できます。

性能はどちらが高いのですか?

製品名ではなく、選ぶガラスと枠の構成で決まります。同じインプラスでも、入れるガラスによって断熱性は変わります。

よくいただく質問ですが、「インプラスとウチリモのどちらが暖かいか」という比べ方はあまり意味がありません。どちらの製品も、入れるガラスを選べるためです。

当社が東京で施工した事例では、いずれもLow-E複層ガラスを採用しています。Low-E複層ガラスは、二枚のガラスのあいだに空気の層があり、片方のガラスに特殊な膜が付いたものです。この膜が熱の移動を抑えます。

断熱性を決めている要素

製品名よりも、この組み合わせで決まります。

要素効き方
ガラスの種類単板か複層か、Low-E膜が付いているかで大きく変わります
枠の材質樹脂は熱を伝えにくく、アルミは伝えやすい性質があります
既存窓との空気層内窓と既存窓のあいだにできる層が働きます

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

夏に室内へ入ってくる熱のうち、大きな割合が窓や開口部からです。どちらの製品を選んでも、手を入れているのは同じ「熱の入り口」です。製品の違いより、どのガラスを選ぶかのほうが結果に効いてきます。

見積もりを見るときは、製品名だけでなく、どのガラスを使うのかが書かれているかを確認してください。ここが書かれていない見積もりは、性能の比較ができません。

もう一点、枠の材質も知っておくと役に立ちます。内窓の枠は樹脂でできているものが主流です。樹脂は金属に比べて熱を伝えにくいため、枠の部分から熱が逃げにくくなります。既存のアルミサッシの内側に樹脂の枠を足すという構成が、内窓が効く理由のひとつです。

冬についても同じ理屈が働きます。暖房で暖めた空気が窓から逃げるのを抑えるためです。

どちらを選んでも、工事の内容は変わりませんか?

工事の進め方はほぼ同じです。既存の窓を壊さず、室内側に枠を回して建具を入れます。当社の東京の施工事例では、どちらの製品でも工期1日で完了しています。

当日の流れは、養生から始まり、既存の窓まわりの確認、枠の取り付け、建具の吊り込み、開閉の調整、清掃という順に進みます。製品によってこの順番が変わることはありません。

当社が東京で公開している施工事例8件のうち6件は工期1日です。練馬区のウチリモの事例も、葛飾区のインプラスの事例も、どちらも工期1日で完了しています。

工事の日数が変わるのは、製品の違いではなく、窓の枚数と下地の造作の有無によります。ふかし枠が複数箇所に入る場合や、窓の数が多い場合に2日になることがあります。

完了時には、開閉の重さ、鍵のかかり具合、既存の網戸や手すりとの当たり、カーテンとの位置関係を一緒に確認していただいています。ここで気になる点があれば、その場でお伝えください。取り付け後の調整ができます。

工事中の音についても、製品による差はほとんどありません。内窓はどちらも既存の窓を壊さずに取り付けるため、解体を伴う工事に比べて音は抑えられます。ただし枠を固定する際には工具を使いますので、無音ではありません。

結局、どうやって決めればよいですか?

製品を先に決めるのではなく、窓ごとの条件と、色の希望を先に決めてください。そこから絞ると、選べる製品は自然に決まります。

ご相談の段階で製品名を決めていただく必要はありません。次の三つを整理しておいていただければ、現地調査での話が早く進みます。

ご相談の前に決めておくと早いこと

メモ書き程度で構いません。

決めておくこと理由
どの部屋のどの窓を対象にしたいか対象が決まると窓の形と大きさが分かります
色の方向性(壁になじませる/建具に合わせる)選べる製品が絞られます
その窓を1日に何回開けるか開閉の手間を許容できるかで仕様が変わります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

窓の写真をお送りいただければ、正面からの1枚と、窓枠の奥行きが分かる斜めからの1枚で、おおよその見当をお伝えできます。

当社は東京23区全域と、武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市などの近郊に対応しています。複数のメーカーから選べる体制で、窓ごとに向いた製品をご提案しています。

当社が東京で施工したお客様からは「見積もり時にリフォーム箇所について色々ご提案いただき」「商品選びから最後まで細やかなお心遣いをいただきました」といった声をいただくことがあります。製品選びも含めてご相談ください。

迷ったときは、対象にしたい窓の写真を撮って、そのまま送っていただくのがいちばん早い進め方です。窓の形と大きさが分かれば、選べる製品はその場である程度絞れます。そこから色を決めていくと、決めるべきことが順番に片づいていきます。

インプラスとウチリモ、どちらが断熱性が高いのですか?

製品名では決まりません。どちらの製品も入れるガラスを選べるため、断熱性はガラスと枠の構成で決まります。当社が東京で施工した事例では、いずれもLow-E複層ガラスを採用しています。

メーカーを指定して依頼できますか?

できます。ただし窓の大きさや形によっては、対応できる範囲の関係で別の製品のほうが無理なく収まることがあります。現地調査のうえでご相談させてください。

同じ家で両方のメーカーを使うことはありますか?

窓の条件によってはあり得ますが、通常は住まい単位でそろえるほうが色や見え方の統一が取りやすくなります。当社の東京の事例では、住まいごとにどちらかを採用しています。

色は後から変えられますか?

取り付け後に枠の色だけを変えることはできません。色は製作前に決めます。壁になじませたいのか、既存の建具に合わせたいのかを先に決めておくと選びやすくなります。

工事の日数は製品によって変わりますか?

変わりません。当社が東京で施工した事例では、ウチリモの練馬区の工事もインプラスの葛飾区の工事も、どちらも工期1日で完了しています。日数は窓の枚数と下地の造作の有無で決まります。

窓ごとに向いた製品をご提案します

メーカーを決めてからご相談いただく必要はありません。窓の写真と、色の希望だけあれば十分です。東京23区と近郊に対応しています。

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お問い合わせフォームからのご相談も承っています。東京オフィスは渋谷区道玄坂にあり、電話(050-5369-1440)でもご相談いただけます。

出典・参照