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断熱ブログ一覧(東京)

2026-09-07

内窓で本当に静かになった?防音の体感とその限界を東京の声で整理

内窓で本当に静かになった?

内窓を入れると本当に静かになるのか。断熱の話に比べて、防音は体感を言葉にしにくい部分です。この記事では、当社が東京でいただいたお客様の声に実際に書かれていた表現をそのまま出発点にして、どんな音に効きやすく、どんな音は残るのかを整理します。効果を大きく見せるつもりはありません。限界のほうも同じだけお伝えします。

株式会社エコマド工房(窓と建物の断熱に特化したリフォーム専門店)

公開日:2026年9月07日/最終更新日:2026年9月07日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約9分

内窓を入れると、実際に静かになるのですか?

当社が東京でいただいたお客様の声には「あまりにも静かになり驚いています」「従来の騒音が軽減された」といった記録があります。ただし、音の種類と建物の条件によって感じ方は変わります。

まず、実際にいただいた記録をそのままお読みください。いずれも東京での内窓工事についてのものです。

つい先日内窓工事が終わりましたが、あまりにも静かになり驚いています。この防音効果からして冬場の寒さもかなり軽減されるだろうなと予想でき、いつもは来てほしくない冬がくることを少し楽しみにしている自分がいます。

エコマド工房 お客様の声(東京)2026年6月投稿

この方は防音を目的に工事をされたわけではなく、内窓を検討するなかで結果として音の変化に驚かれています。断熱のために入れた内窓が、音にも働いたということです。

施工もスムーズで、不安だったことやよくわからないことなど、こちらの質問に丁寧にお答え下さってとても良かったです。秋に施工して頂けたので、冬の暖房費用が安く済みそうです。また、従来の騒音が軽減されたことが何よりでした。

エコマド工房 お客様の声(東京)2026年2月投稿

二つの記録に共通しているのは、断熱を目的に入れた内窓で、音の変化を実感されている点です。

内窓は防音を専門にした製品ではありません。それでも音に効くのは、窓が二重になることで音の通り道が変わるためです。

もう一件、内窓の設置で「暖かさと防音効果も実感しています」と書かれた記録もあります。冬に施工されたお客様のもので、断熱と防音を同時に感じられたということです。

こうした声が複数あることは、内窓が音にも働くことの手がかりになります。ただし、どのお客様も測定機器で数値を測ったわけではありません。あくまで暮らしのなかでの体感として受け取ってください。

なぜ、窓を二重にすると音が変わるのですか?

音は空気の振動として伝わります。窓が二枚になり、あいだに空気の層ができると、振動が伝わりにくくなります。既存窓の隙間が減ることも効いてきます。

外の音が室内に入ってくる経路は、大きく分けて二つあります。ガラスそのものを振動させて伝わる音と、窓の隙間から直接入ってくる音です。

音が入ってくる二つの経路

内窓はどちらにも働きます。

経路どう伝わるか内窓の働き
ガラスの振動外の音がガラスを揺らし、その振動が室内側の空気を揺らします窓が二枚になり、あいだの空気層が振動を伝えにくくします
隙間からの侵入サッシの合わせ目やレールの隙間から音がそのまま入ります内窓が隙間を覆い、直接入ってくる音を減らします

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

古い建物ほど、隙間からの侵入の割合が大きくなります。サッシと壁の取り合いや、建具の合わせ目にわずかな隙間があるためです。この場合、内窓を足したときの変化は大きく感じられます。

当社が東京で施工した事例には築23年から築57年までのマンションが含まれます。築年数が上がるほど、この隙間の要素が効いてくる傾向があります。

音の伝わり方を考えるとき、ガラスの厚みも関係します。厚いガラスほど振動しにくくなりますが、既存の窓と内窓が同じ厚みだと、特定の高さの音で共振してしまうことがあります。厚みを変えるという工夫は、これを避けるためのものです。

空気層の幅も効いてきます。既存の窓と内窓の間隔が広いほど、音が伝わりにくくなる傾向があります。ただし窓枠の奥行きには限りがあるため、実際には現場で取れる範囲で決まります。

どんな音に効きやすく、どんな音は残りますか?

高い音ほど効きやすく、低く重い音は残りやすい傾向があります。また、窓以外から入ってくる音には効きません。

ここが、期待と結果がずれやすいところです。先にお伝えしておきます。

音の種類による効き方の傾向

建物と音源の距離によっても変わります。

音の種類効き方の傾向
人の話し声、テレビの音比較的効きやすい傾向があります
自動車の走行音効きやすい部分と残る部分があります
電車の通過音高い成分は減りますが、低く重い成分は残りやすくなります
工事の重機の音低い成分は残りやすくなります
上下階の生活音窓を通っていないため、内窓では変わりません

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

低く重い音は、窓だけでなく壁や床、建物の構造そのものを伝わってきます。窓を二重にしても、この経路は残ります。

たとえば線路沿いの住まいで電車の通過音が気になる場合、高い成分は減っても、地面から伝わる低い振動は残ることがあります。「まったく聞こえなくなる」ということはありません。

逆に、隣家の話し声や、道路を歩く人の声といった高い音は、変化を感じやすい部類です。当社のお客様が「あまりにも静かになり驚いた」と書かれているのは、こうした音が減ったためだと考えられます。

音の感じ方には個人差もあります。同じ環境でも、気になる方とそうでない方がいます。また、日中は気にならないのに夜になると気になるということもあります。周囲が静かになるぶん、相対的に目立つためです。

こうした事情があるため、当社では「これくらい静かになります」という数値をお示ししていません。実際に効くかどうかは、音の種類と入り口を確認したうえでご説明しています。

上下階から伝わる生活音についても触れておきます。足音や水回りの音は、窓ではなく床や壁、配管を通って伝わってきます。内窓を入れてもこの経路は変わりません。集合住宅で音の悩みがある場合、原因が窓なのか建物内部なのかを分けて考える必要があります。

防音を目的にする場合、選び方は変わりますか?

変わります。既存の窓と内窓のガラスの厚みを変える、空気層の幅を取る、開閉の少ない窓を選ぶといった工夫ができます。

断熱だけが目的の場合と、音も重視する場合とでは、選ぶ仕様が少し変わります。

音を重視する場合に検討すること

現地調査で条件を見てご提案します。

検討すること考え方
ガラスの厚み既存の窓と内窓で厚みを変えると、振動の伝わり方が変わります
空気層の幅既存窓と内窓の間隔が取れるほど有利になります
窓の種類開閉の少ない窓のほうが隙間が生じにくくなります
対象の窓の選定音の入り口になっている窓を優先します

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

空気層の幅は、既存の窓枠の奥行きによって決まります。奥行きが浅い場合はふかし枠で延長しますが、この量にも限度があります。

ご相談の際に「音が気になる」とお伝えいただければ、それを前提に仕様を検討します。断熱だけの前提で進めると、音への配慮が入らないままになります。

当社が東京で施工した事例では、いずれもLow-E複層ガラスを採用しています。断熱を主目的にした仕様ですが、結果として音の変化を実感されるお客様が複数いらっしゃいます。

なお、開閉の少ない窓のほうが有利というのは、開け閉めのための隙間が構造上どうしても生じるためです。引違い窓は左右に動かすためにレールとの隙間があり、FIX窓のように動かない窓にはそれがありません。

とはいえ、生活に必要な窓をFIXにするわけにはいきません。出入りや換気に使う窓は引違いのまま、開ける習慣のない窓はFIXにするといった組み合わせで、実際の使い勝手と両立させます。

どの窓に入れると音が変わりますか?

音源に面している窓です。道路側、線路側、隣家に近い側の窓を優先します。すべての窓に入れなくても、音の入り口を押さえれば変化は出ます。

音は、いちばん弱いところから入ってきます。家じゅうの窓を二重にしても、一か所だけ元のままの窓があれば、そこから入る音は残ります。

逆に言えば、音の入り口になっている窓を押さえれば、全部をやらなくても変化は出ます。どの窓が入り口かは、実際に音を聞きながら判断します。

音の入り口を見つける手がかり

ご自身で確認できます。

確認すること分かること
どの部屋がいちばんうるさいか対象にすべき部屋が絞れます
窓を閉めた状態と開けた状態で差があるか窓から入っているかどうかが分かります
音が気になる時間帯音源の種類の見当がつきます
窓から音源が見えるか直接入ってきているかどうかが分かります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

窓を閉めても開けてもあまり変わらないという場合は、窓以外から入っている可能性があります。壁や換気口、床を伝わってくる音です。この場合、内窓では変化が限られます。

音の入り口は、意外な場所であることもあります。廊下側の小さな窓や、浴室の換気窓が入り口になっていたという例もあります。いちばん大きな窓が入り口とは限りません。

現地調査では、実際に窓を開け閉めしながら音の変化を確認します。その場で分かることが多いためです。

換気口も見落とせません。壁に開いた換気の穴は、外と直接つながっています。窓を二重にしても、この穴から入る音は残ります。気になる場合は、防音仕様の換気口に交換するという別の対策があります。

相談するとき、何を伝えればよいですか?

どんな音が、どの部屋で、どの時間帯に気になるか。この三つが分かれば、対象の窓と仕様を検討できます。

音の相談は、言葉にしにくいものです。次の三つを整理しておいていただくと、話が進みやすくなります。

ご相談の前に整理しておきたいこと

メモ書き程度で構いません。

伝えることなぜ役立つか
どんな音か(車・電車・人の声・工事)効きやすい音かどうかの見当がつきます
どの部屋で気になるか対象の窓が絞れます
どの時間帯か音源の特定につながります
窓を開けたときとの差窓から入っているかが分かります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

音の悩みは、我慢しているうちに慣れてしまい、相談のきっかけを失いやすいものです。夏の暑さや冬の寒さで窓を見直すときに、あわせてご相談いただくのがよいと思います。

内窓は断熱と防音の両方に働きます。当社の東京のお客様も、断熱を目的に入れた内窓で音の変化を実感されています。どちらか一方を選ぶ必要はありません。

当社は東京23区全域と、武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市などの近郊に対応しています。幹線道路沿いや線路沿いのお住まいからのご相談も承っています。

音の相談は、断熱の相談と一緒にしていただいて構いません。どちらの目的でも工事の内容は大きく変わらず、仕様の細部で調整することになります。

当社が東京で施工したお客様からは「細かい質問にも親身にご対応いただき、終始安心してお任せできました」という声をいただくこともあります。音の相談は分かりにくい部分ですので、遠慮なくお尋ねください。

内窓を入れれば音は完全に聞こえなくなりますか?

なりません。高い音ほど効きやすく、低く重い音は残りやすい傾向があります。また、壁や床、換気口を伝わってくる音には内窓では働きません。「軽減される」という範囲でお考えください。

電車の音には効きますか?

高い成分は減りますが、低く重い成分は残りやすくなります。地面から伝わる振動もあるため、完全になくなることはありません。どの程度変わるかは建物と線路の距離、建物の構造によって変わります。

防音だけを目的に内窓を入れる方はいますか?

いらっしゃいます。その場合は、既存の窓と内窓でガラスの厚みを変える、空気層の幅を取るといった工夫を検討します。ご相談の際に「音が気になる」とお伝えください。

全部の窓に入れないと効果はありませんか?

音の入り口になっている窓を押さえれば変化は出ます。ただし一か所でも元のままの窓が残ると、そこから入る音は残ります。どの窓が入り口かは現地で確認します。

断熱と防音、どちらも期待できますか?

どちらにも働きます。当社の東京のお客様も、断熱を目的に入れた内窓で音の変化を実感されています。ただし効果の程度は音の種類や建物の条件によって変わります。

音のお悩みもあわせてご相談ください

どんな音が、どの部屋で気になるかをお聞かせいただければ、対象の窓と仕様を検討できます。窓の写真だけでもご相談いただけます。東京23区と近郊に対応しています。

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お問い合わせフォームからのご相談も承っています。東京オフィスは渋谷区道玄坂にあり、電話(050-5369-1440)でもご相談いただけます。

出典・参照