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2026-09-08

内窓のふかし枠は圧迫感が出る?実際の見え方を東京の声から解説

内窓のふかし枠は圧迫感が出る?

内窓を検討していると「ふかし枠」という言葉が出てきます。窓枠の奥行きが足りないときに使う部材ですが、室内側に窓が出てくるぶん、圧迫感が出るのではと心配される方が少なくありません。この記事では、当社が東京でいただいたお客様の声にある「圧迫感もなかった」という記録をもとに、実際の見え方がどう決まるのか、気になる場合に何ができるのかを整理します。

株式会社エコマド工房(窓と建物の断熱に特化したリフォーム専門店)

公開日:2026年9月08日/最終更新日:2026年9月08日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約9分

ふかし枠を入れると、圧迫感は出るのですか?

当社が東京でいただいたお客様の声には「ふかし枠による圧迫感もなく、インテリアも以前と変わりありません」という記録があります。ただし見え方は、足す奥行きの量と色の選び方で変わります。

まず、実際にいただいた記録をそのままお読みください。マンションの内窓工事についてのものです。

既存の手すりや網戸、框との納まりなど、いろいろ取り合いが難しい工事だったと思うのですが、きめ細やかに設計していただいた上、ベテランと思しき職人さんたちによる施工もとてもていねいで、無事、完工しました。内窓を設置してすぐに室温が3度下がり、効果に驚いています。(中略)ふかし枠による圧迫感もなく、インテリアも以前と変わりありません。思い切ってお願いして大正解でした。

エコマド工房 お客様の声(東京)2026年7月投稿

この方は、工事の前に不安な点が多かったと書かれています。取り合いが難しい条件があり、ふかし枠も入った工事でした。それでも完工後の記録では、圧迫感については心配が外れたと書かれています。

理屈のうえでは、ふかし枠を入れれば窓は室内側に出てきます。それが圧迫感として感じられるかどうかは、別の話です。

この記事では、なぜ心配されるのか、実際には何が見え方を決めているのかを順に整理します。誇張するつもりはありません。条件によっては気になる場合もあります。

心配される理由は分かります。窓が手前に出てくるということは、部屋がその分だけ狭くなるように聞こえるからです。ただ、実際に足すのは数センチの単位で、家具の厚みに比べれば小さな寸法です。

それでも「気になるかどうか」は人によって違います。当社が数値だけで説明せず、実物をお見せしているのはこのためです。

そもそも、ふかし枠とは何ですか?

窓枠の奥行きが足りないときに、枠を室内側へ延長するための部材です。内窓を取り付けるには一定の奥行きが必要で、それが足りない場合に使います。

内窓は、既存の窓枠の内側に専用の枠を四方に回してから建具を吊り込みます。この枠を納めるために、窓枠には一定の奥行きが必要です。

既存の窓枠がその奥行きに届かない場合、そのままでは内窓を取り付けられません。そこでふかし枠を足して、必要な奥行きをつくります。

ふかし枠が必要になる場面

現地調査の採寸で判断します。

状況対応
窓枠に十分な奥行きがあるふかし枠は不要です
奥行きがわずかに足りない薄いふかし枠で対応します
奥行きが大きく足りない必要な分のふかし枠を入れます
奥行きがほとんど取れない内窓ではなくガラスの交換などを検討します

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

特殊な工事ではなく、内窓では一般的に使われる部材です。当社が東京で施工した事例でも、建物の条件に応じて使っています。

必要かどうかは、窓枠の内側に何ミリの平らな面が残っているかで決まります。定規を当ててまっすぐ測れる部分の長さを控えていただければ、おおよその見当がつきます。

ふかし枠には、もうひとつ役割があります。窓枠の面が平らでない場合や、わずかに傾いている場合に、内窓を取り付けるための平らな面をつくるという役割です。築年数の古い建物では、この目的で使うこともあります。

当社が東京で施工した事例には築57年のマンションも含まれます。古い建物では窓枠の寸法が上下左右でわずかに違っていることがあり、そのままでは内窓が納まりません。ここを整えるのもふかし枠の仕事です。

正確でなくても構いません。おおよその数字があるだけで見当がつきます。

実際の見え方は、何で決まるのですか?

足す奥行きの量、枠の色、そして部屋の広さと窓の大きさの関係です。この三つで印象が変わります。

同じ奥行きを足しても、住まいによって印象は違います。決めているのは次の三つです。

見え方を決める三つの要素

現地調査でご相談しながら決めます。

要素印象への効き方
足す奥行きの量必要な分だけを足します。少ないほど出っ張りは目立ちません
枠の色壁や既存の窓枠になじむ色を選ぶと、輪郭がぼやけて目立ちにくくなります
部屋の広さと窓の大きさ広い部屋の大きな窓では相対的に目立ちにくくなります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

色の選び方が効きます

当社が東京で施工した事例では、ライトウッド、プレシャスホワイト、ショコラーデ、グレイジュと、住まいごとに色が分かれています。

白系は壁になじませたいときによく選ばれます。壁と近い色にすると、枠の輪郭が目立ちにくくなります。逆に、床や建具の色に合わせて濃い色を選ぶと、窓まわりが引き締まって見えます。

色の選択は断熱の性能とは関係がありません。性能はガラスと枠の構成で決まるため、見え方の好みで選んでいただけます。

部屋の広さとの関係についても補足します。同じ奥行きを足しても、大きな掃き出し窓のある広いリビングと、小さな窓しかない部屋とでは印象が違います。窓の面積が大きいほど、枠の存在は相対的に小さく見えます。

迷ったときは、いちばん長く過ごす部屋を基準に色を決めるとまとまりやすくなります。その部屋で違和感がなければ、ほかの部屋でも大きく外れることはありません。

もうひとつ、窓の見え方に効くのが光の入り方です。内窓は既存の窓の内側に入るため、ガラスが一枚増えます。透明なガラスであれば明るさが大きく変わることはありませんが、窓辺の見え方はわずかに変わります。当社の東京のお客様からは「部屋も明るくなりました」という声をいただくこともあり、感じ方は住まいによって違います。

圧迫感が気になりやすいのは、どんな窓ですか?

もともと小さい窓、部屋が狭い場合、そして窓のすぐ手前に家具や動線がある場合です。

先にお伝えしておくと、まったく気にならないとは限りません。条件によっては目立つことがあります。

気になりやすい条件

当てはまる場合は、別の方法も検討します。

条件なぜ目立つか
もともと小さい窓窓の面積に対して枠の割合が大きくなります
部屋が狭い室内側に出てくる分が相対的に大きく感じられます
窓のすぐ手前に家具がある身体や物が当たりやすくなります
窓の手前が動線になっている通るたびに意識することになります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

こうした窓では、内窓ではなくガラスの交換を選ぶという方法もあります。ガラスだけを入れ替えるので、室内側に出っ張りが出ません。

当社が東京都葛飾区で行った工事では、内窓とガラスの交換を組み合わせています。住まいのなかで窓ごとに方法を分けた例です。すべてを同じ方法でそろえる必要はありません。

気になる窓だけをガラスの交換にして、それ以外は内窓にするという選び方もできます。現地調査で窓ごとにご相談できます。

家具との関係は、実際に測っていただくのが確実です。窓の手前にある家具と壁のあいだに何センチの余裕があるか。ここが分かれば、ふかし枠を入れても当たらないかどうかの判断ができます。

動線については、窓の前を毎日通るかどうかを考えてみてください。ベランダへの出入りに使う掃き出し窓であれば、身体が当たらないかは重要な確認点になります。

工事の前に、見え方を確かめる方法はありますか?

あります。現地調査のときに実物の枠の断面をお見せしながら、どのくらい出てくるかをご説明できます。色見本も同時にご覧いただけます。

図面や写真だけでは、実際にどのくらい出てくるかは分かりにくいものです。現地調査では、実物を使ってご説明しています。

現地調査で確認できること

お立ち会いいただくと、その場で判断できます。

確認できること方法
どのくらい室内側に出るか実物の枠の断面をお見せします
色の見え方色見本を実際の窓まわりに当てて確認します
家具やカーテンとの当たり実際の位置で確認します
ふかし枠が必要かどうか窓枠の奥行きを採寸して判断します

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

色見本は、カタログの色見本帳ではなく、実際の窓まわりに当てて見ていただくのが確実です。同じ色でも、部屋の明るさや壁の色によって見え方が変わるためです。

カーテンとの当たりも、この段階で確認します。内窓の分だけ窓が室内側に出てくるため、カーテンレールの位置によっては当たることがあります。

なお、工事の完了時にも一緒に確認していただいています。実際にカーテンを引いてみて、当たりがないかを見ていただくのが確実です。

実物をお見せするのは、言葉での説明に限界があるためです。「3センチ出ます」と言われても、それがどう見えるかは想像しにくいものです。断面を窓枠に当てて見ていただくと、判断がつきます。

この確認は現地調査の時間内で行えます。別途お時間をいただく必要はありません。

ふかし枠を入れずに済ませる方法はありますか?

窓枠に十分な奥行きがあれば不要です。奥行きが足りない場合でも、ガラスの交換であればふかし枠は要りません。

ふかし枠は、内窓を取り付けるために必要な奥行きを確保するためのものです。そもそも内窓を選ばなければ、この部材は出てきません。

窓の断熱リフォームの方法と、ふかし枠の要否

どれを選ぶかは窓の条件で決まります。

方法ふかし枠室内側への出っ張り
内窓の設置(奥行き十分)不要内窓の分だけ出ます
内窓の設置(奥行き不足)必要内窓とふかし枠の分だけ出ます
ガラスの交換不要出ません
カバー工法による窓の交換不要出ませんが開口部がわずかに小さくなります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

ただし、内窓とガラスの交換では効果の出方が違います。内窓は既存の窓とのあいだに空気の層ができるため、断熱と防音の両方に働きます。ガラスの交換はガラス自体の性能を上げる方法です。

どちらが向くかは、窓の条件と何を重視するかで決まります。見え方だけで決めるのではなく、効果とあわせてご相談ください。

夏に室内へ入ってくる熱のうち、大きな割合が窓や開口部からです。どの方法を選んでも、手を入れているのは同じ熱の入り口です。

当社は東京23区全域と、武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市などの近郊に対応しています。窓ごとに方法を分けるご提案もしていますので、まとめてご相談いただけます。

どの方法にするかを、ご相談の段階で決めていただく必要はありません。窓ごとの条件を見てから、選択肢とそれぞれの見え方をご説明します。

見え方と効果のどちらを優先するかは、窓ごとに変えて構いません。人目に付くリビングの窓は見え方を重視し、寝室や納戸の窓は効果を優先するという決め方もできます。

ふかし枠は必ず必要ですか?

必要ではありません。既存の窓枠に十分な奥行きがあれば不要です。奥行きが足りない場合に、必要な分だけを足します。現地調査の採寸で判断します。

ふかし枠を入れると、どのくらい室内側に出ますか?

足す量は窓枠の奥行きによって変わります。現地調査のときに実物の枠の断面をお見せしながら、どのくらい出てくるかをご説明できます。図面や写真だけでは分かりにくい部分ですので、実物でご確認ください。

圧迫感が心配な場合、どうすればよいですか?

色を壁になじませる、その窓だけガラスの交換にするといった方法があります。当社が東京都葛飾区で行った工事では、内窓とガラスの交換を組み合わせています。窓ごとに方法を分けられます。

ふかし枠の色は選べますか?

内窓の枠と合わせた色をお選びいただけます。当社の東京の事例では、ライトウッド、プレシャスホワイト、ショコラーデ、グレイジュなどが採用されています。色の選択は断熱の性能とは関係がありません。

カーテンは今のまま使えますか?

内窓の分だけ窓が室内側に出てくるため、カーテンレールの位置によっては当たることがあります。現地調査で確認し、完了時にも実際に引いてみて当たりがないかを一緒に見ていただいています。

見え方が心配な方は、実物でご確認いただけます

現地調査のときに枠の断面と色見本をお持ちします。実際の窓まわりに当てて見ていただけます。窓の写真だけでもご相談いただけます。東京23区と近郊に対応しています。

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出典・参照