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断熱ブログ一覧(東京)

2026-08-28

マンションの内窓は管理規約の確認が必要?専有部の考え方

マンションの内窓は管理規約の確認が必要?

マンションで内窓を検討するとき、多くの方が最初に気にされるのが管理規約です。「勝手に窓をいじってよいのか」「管理組合に何か出す必要があるのか」。この記事では、内窓が建物のどの部分にあたるのかという前提から整理し、外窓の交換とは扱いがどう違うのか、実際に何を確認すればよいのかをお伝えします。管理規約との兼ね合いが不安だったという東京のお客様の記録も載せます。

株式会社エコマド工房(窓と建物の断熱に特化したリフォーム専門店)

公開日:2026年8月28日/最終更新日:2026年8月28日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約9分

マンションの内窓は、そもそも建物のどの部分にあたるのですか?

内窓は住戸の内側、つまり専有部分に新しく取り付けるものです。既存のサッシやガラスは共用部分として扱われることが多い一方、その内側に足す内窓は専有部分の工事にあたります。

マンションの窓まわりの話が分かりにくいのは、同じ「窓」という言葉で、扱いの違うものを指しているからです。まず、ここを分けて考えます。

マンションの窓まわりの扱い(一般的な例)

実際の区分は建物ごとの管理規約によります。

部分扱われ方の例住戸の判断でできるか
既存のサッシ・ガラス共用部分とされていることが多い管理組合の判断が必要になります
窓の内側に足す内窓専有部分に新しく取り付けます住戸内の工事として進められます
バルコニー共用部分の専用使用部分とされることが多い用途に制限があります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)/区分は建物ごとの管理規約によって異なります。

外窓の交換と内窓の設置は、同じ「窓の断熱」でも建物に対する手の入れ方がまったく違います。

外窓の交換は、共用部分にあたる既存のサッシそのものを外して入れ替えます。建物の外観にも関わるため、住戸の判断だけで進められないのが通例です。一方、内窓は既存のサッシに手を加えません。室内側にもう一枚の窓を足すだけです。

この違いがあるため、マンションでは内窓が現実的な選択肢になります。当社が東京で施工した事例8件のうち6件はマンションで、いずれも内窓の設置です。

もうひとつ押さえておきたいのが、内窓は既存の窓を残したまま足す工事だという点です。既存のサッシもガラスもそのままですから、建物の外から見た姿は変わりません。外観の統一を定めている建物でも、内窓が問題になりにくいのはこのためです。

言い換えると、マンションで窓の断熱を考えるときの選択肢は、共用部分に手を入れる方向と、専有部分の中で完結させる方向の二つがあり、内窓は後者にあたります。前者は建物全体の合意が要る話になりますが、後者はお住まいの判断で進められる余地が大きい工事です。

それでも管理規約を確認したほうがよいのは、どんな場合ですか?

内窓について規約や使用細則に個別の定めがある場合、工事の届け出が必要な建物である場合、作業できる曜日や時間帯に決まりがある場合です。いずれも工事の可否ではなく、進め方に関わる確認です。

内窓が専有部分の工事であるからといって、管理規約を見なくてよいという話にはなりません。多くのマンションでは、専有部分の工事についても届け出や手順が定められています。

マンションで工事の前に確認しておきたいこと

どこで確認できるかもあわせて記載します。

確認することどこで確認するか
内窓に関する個別の定めがあるか管理規約・使用細則
工事の届け出や申請が必要か管理組合・管理会社
工事ができる曜日や時間帯管理規約・管理員室
共用廊下やエレベーターの養生の要否管理会社
搬入時の駐車場所管理員室

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

確認が「できない理由」になることは多くありません

これらは工事を止めるための確認ではなく、当日の段取りを決めるための確認です。届け出の書式が決まっている、養生の範囲が決まっている、といった内容が中心になります。

当社では、こうした確認の内容をふまえて工事日を組みます。ご相談の段階で建物の決まりをお知らせいただければ、それに合わせて日程と搬入の計画を立てられます。

確認の結果、何も定めがない建物もあります。その場合でも、工事日と作業時間、搬入経路だけは管理員室にお伝えしておくと当日がスムーズです。共用廊下を通って材料を運ぶ以上、建物側にとっても知っておきたい情報になります。

実際に、管理規約が不安だった方はどう進めたのですか?

当社が東京で施工したお客様からは、費用と管理規約との兼ね合いで不安が多かったものの、現地調査を経たうえで安心して工事に臨めたという声をいただいています。

小さなマンションの内窓工事ですがそれなりに費用がかかることや、管理規約などとの兼ね合いで不安なことが多かったのですが、いつもていねいにご対応いただき、現地調査も経た上で、安心して工事に望むことができました。

エコマド工房 お客様の声(東京)2026年7月投稿

この方の場合、不安の中身は「規約で禁止されているのではないか」という漠然としたものと、既存の手すりや網戸との取り合いという具体的なものが混ざっていました。現地調査で実物を見ながら整理したことで、どこが問題でどこが問題でないかが分かれたということだと考えています。

マンションの管理規約は建物ごとに違います。同じ地域の似た規模の建物でも、書かれている内容は同じではありません。だからこそ、一般論で「大丈夫です」と申し上げるのではなく、その建物の規約を見ていただくのが確実です。

規約の写しをお持ちでない場合は、管理会社に問い合わせれば入手できます。分譲マンションであれば、購入時の書類一式に含まれていることがほとんどです。

不安を分解すると、たいていは「規約の問題」「費用の問題」「仕上がりの問題」の三つに分かれます。このうち規約の問題は調べれば白黒がつき、仕上がりの問題は現地調査で見当がつきます。残るのが費用の判断で、ここは対象の窓を絞ることで動かせます。順番に片づけていけば、決められない状態からは抜け出せます。

規約の確認は、ご自身で読み込む必要はありません。「窓」「開口部」「専有部分の修繕」「工事の届出」といった見出しを探して、そこだけ目を通していただければ十分です。該当する記載が見つからない場合は、管理会社に一本問い合わせるほうが早く片づきます。

賃貸のマンションでも内窓は設置できますか?

所有者の承諾が前提になります。内窓は専有部分の工事ですが、賃貸の場合その専有部分の所有者は貸主です。原状回復の扱いもあわせて確認が必要になります。

分譲マンションにお住まいの方と、賃貸にお住まいの方とでは、確認する相手が変わります。

住まいの形態による確認先の違い

どちらの場合も、工事そのものの内容は同じです。

住まいの形態確認する相手主な確認事項
分譲マンション(所有)管理組合・管理会社規約の定め、届け出、作業時間帯
賃貸マンション貸主(オーナー)・管理会社設置の可否、退去時の扱い、費用の負担
戸建て(所有)近隣への事前のご挨拶が中心です

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

賃貸の場合、退去時に取り外すのか、そのまま残してよいのかで話が変わります。断熱性が上がることは物件の価値にも関わるため、残置を認めていただけることもあります。まずは貸主に相談していただくのが出発点です。

なお、賃貸であっても内窓そのものの工事内容は分譲の場合と変わりません。既存の窓に手を加えず、室内側に足すだけです。原状回復の話が出るのは、取り外したあとに枠を固定していたビス穴が残るためで、この点も事前に説明できます。

確認から工事までは、どんな順番で進めればよいですか?

相談と現地調査を先に行い、そこで分かった工事の内容をもとに管理組合への確認をしていただくのが効率的です。工事の中身が決まらないうちに規約だけを見ても、判断がつきにくいためです。

順番を間違えると、同じ確認を二度することになります。おすすめしている流れは次のとおりです。

マンションで内窓を進めるときの順番

当社でご案内している標準的な流れです。

順番やること目的
1ご相談(写真だけでも可)対象の窓とおおよその方向性を決めます
2現地調査窓の寸法、取り合い、搬入経路を確認します
3ご提案とお見積り工事の内容がここで具体的になります
4管理規約の確認・届け出具体的な工事内容をもとに確認できます
5工事日の調整作業できる曜日や時間帯に合わせます
6工事当社の東京の事例では8件中6件が工期1日でした

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

届け出の書式に「工事の内容」「使用する製品」「工期」を書く欄がある建物では、3の段階の資料がそのまま使えます。先に確認だけを進めると、この情報がないため書けないということが起こります。

この順番をおすすめする理由はもうひとつあります。現地調査をすると、当初考えていた窓とは別の窓のほうが効果が大きいと分かることがあるためです。対象が変われば工事の内容も変わりますから、確認は内容が固まってからのほうが無駄になりません。

届け出から工事までに日数が要る建物もあります。余裕をもって進めたい場合は、この点も現地調査のときにご確認ください。

東京のマンションで内窓を考えるとき、ほかに知っておくとよいことはありますか?

当社が東京で施工したマンションは築23年から築57年まで幅があります。築年数が上がるほど窓まわりの造作に時間がかかることはありますが、古いから設置できないということはありません。

当社の東京での施工事例を建物の種類で分けると、23区内はマンションが中心です。荒川区、葛飾区、江戸川区、練馬区、世田谷区と、地域も分かれています。

築年数の内訳は、築23年、築26年、築42年、築57年など幅があります。築年数が古い建物では、窓枠の寸法が上下左右でわずかに違っていることがあり、採寸に時間をかけます。ただ、それは工事の難しさであって、可否の問題ではありません。

夏に室内へ入ってくる熱のうち大きな割合は窓や開口部からです。マンションは戸建てに比べて壁の断熱が効いている一方、窓が残っているために暑さや寒さを感じるという住まいが少なくありません。窓に手を入れる余地が大きいのは、この構造上の理由からです。

当社は東京23区全域と、武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市などの近郊に対応しています。お住まいの建物の規約でご不明な点があれば、その内容もふまえてご相談いただけます。

当社が東京で施工したマンションは、荒川区東日暮里、葛飾区白鳥、江戸川区北小岩、練馬区氷川台、世田谷区池尻と地域が分かれています。いずれも内窓の設置で、工期は1日または2日でした。

実際にご相談をいただくきっかけも、地域によって少しずつ違います。幹線道路や線路が近い住まいでは音の相談から入ることが多く、最上階や西向きの住戸では夏の暑さが入り口になります。同じ内窓でも、何を優先して窓を選ぶかは住まいごとに変わります。

内窓を設置するとき、管理組合に何か出す必要はありますか?

内窓は専有部分に取り付けるため、外窓の交換のように共用部分へ手を入れる工事とは扱いが異なります。ただし建物によっては、専有部分の工事についても届け出の手順が定められていることがあります。お住まいの管理規約と使用細則をご確認ください。

管理規約に内窓のことが書かれていない場合はどうすればよいですか?

工事の届け出に関する一般的な条項があるかを確認し、管理会社に問い合わせていただくのが確実です。書式が用意されている建物もあります。当社からお渡しする工事内容の資料をそのまま添付していただけます。

外窓の交換とどちらがよいのですか?

マンションでは既存のサッシが共用部分として扱われることが多く、外窓の交換は住戸の判断だけでは進めにくいのが実情です。内窓であれば専有部分の工事として検討できます。断熱の効果も期待できるため、マンションでは内窓が選ばれることが多くなっています。

工事ができる曜日や時間帯に決まりがある建物でも対応できますか?

対応できます。作業できる時間帯に合わせて日程と人員を組みます。ご相談の段階で建物の決まりをお知らせいただければ、それを前提に計画を立てられます。

賃貸でも内窓は付けられますか?

貸主の承諾が前提になります。退去時に取り外すのか残してよいのか、費用を誰が負担するのかも含めて、事前に確認していただく必要があります。まずは管理会社を通じて貸主にご相談ください。

管理規約の内容をふまえてご相談いただけます

届け出が必要な建物か、作業できる曜日に決まりがあるかを含めて、進め方をご案内します。窓の写真だけでもご相談いただけます。東京23区と近郊に対応しています。

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お問い合わせフォームからのご相談も承っています。東京オフィスは渋谷区道玄坂にあり、電話(050-5369-1440)でもご相談いただけます。

出典・参照