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断熱ブログ一覧(東京)

2026-09-06

内窓でマンションの室温は下がった?東京のお客様の体感の変化から

内窓でマンションの室温は下がった?

内窓を入れると室温はどのくらい下がるのか。数字で示されると分かりやすい一方、住まいの条件で変わるため、断定しにくい部分でもあります。この記事では、当社が東京でいただいたお客様の声に実際に書かれていた「室温が3度下がった」という記録をそのまま出発点にして、なぜそうなるのか、どんな条件で起きやすいのかを整理します。誇張せず、限界もあわせてお伝えします。

株式会社エコマド工房(窓と建物の断熱に特化したリフォーム専門店)

公開日:2026年9月06日/最終更新日:2026年9月06日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約9分

内窓を入れると、マンションの室温は本当に下がるのですか?

当社が東京でいただいたお客様の声には、内窓を設置してすぐに室温が3度下がったという記録があります。ただし、この数字がどの住まいでも同じように出るわけではありません。

まず、実際にいただいた記録をそのままお読みください。マンションの内窓工事についてのものです。

内窓を設置してすぐに室温が3度下がり、効果に驚いています。内窓設置前は27度設定でエアコンを入れても、32度だったLDKが、普段と同じようにエアコンを入れると高原のように涼しいです。ふかし枠による圧迫感もなく、インテリアも以前と変わりありません。

エコマド工房 お客様の声(東京)2026年7月投稿

この記録が具体的なのは、条件が書かれている点です。エアコンの設定は27度で、それまでは室温が32度までしか下がらなかった。同じ使い方をしたところ、体感が大きく変わったということです。

注目していただきたいのは「エアコンの使い方を変えていない」という点です。設定温度も運転の仕方も同じで、窓だけを変えています。

エアコンが27度設定なのに室温が32度だったということは、冷やす力よりも入ってくる熱のほうが上回っていた状態です。この差が縮まると、同じ運転でも室温が下がります。

ただし、この3度という数字を「内窓を入れれば3度下がる」と読み替えることはできません。窓の大きさ、部屋の広さ、方角、エアコンの能力によって結果は変わります。

3度という数字がひとり歩きすると、期待と結果がずれます。この記録は「ある条件でこうなった」という一例であって、性能の保証ではありません。当社が数字を約束しないのは、住まいごとの条件が違いすぎるためです。

もうひとつ、この方は「ふかし枠による圧迫感もなく、インテリアも以前と変わりありません」とも書かれています。効果と見た目の両方に触れている記録として、参考にしていただけると思います。

なぜ、窓を変えるだけで室温が変わるのですか?

夏に室内へ入ってくる熱のうち、大きな割合が窓や開口部からだからです。壁や天井に手を入れなくても、窓に対策すると入ってくる熱の量が変わります。

住まいの熱の出入りを考えるとき、面積の大きい壁や天井に目が向きがちです。しかし実際には、窓のほうが熱を通しやすい部材です。

夏に室内へ入ってくる熱のうち、大きな割合が窓や開口部からです。壁や天井に手を入れずに窓だけを変えても体感が変わるのは、この比率によります。

内窓を足すと、既存の窓とのあいだに空気の層ができます。この層が熱の移動を抑えます。さらに、内窓の枠は樹脂でできているものが主流で、金属に比べて熱を伝えにくい性質があります。

内窓が室温に効く仕組み

三つの要素が同時に働きます。

要素働き
空気の層既存窓と内窓のあいだの層が熱の移動を抑えます
樹脂の枠金属より熱を伝えにくく、枠からの熱の出入りが減ります
Low-E複層ガラスガラスの表面の膜が熱の移動を抑えます
隙間の減少既存窓の合わせ目から入る空気の流れも抑えられます

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

この四つが重なるため、窓一枚だけを見たときの性能差以上に、部屋の体感が変わることがあります。

窓が熱を通しやすいのは、壁に比べて薄く、断熱材が入っていないためです。壁のなかには断熱材が入っていますが、窓はガラスと枠だけで外と接しています。厚みも数センチしかありません。

内窓を足すという対策が効くのは、この薄い部分を二重にするからです。壁を厚くするのは大工事ですが、窓を二重にするのは1日で終わる工事です。手を入れる場所として効率がよいのは、この対比によります。

3度という変化は、どんな条件で起きやすいのですか?

もともとの窓の断熱性が低く、窓の面積が大きく、日射を強く受けている部屋ほど、変化は大きく出ます。

同じ工事でも、変化の大きさは住まいによって違います。差が出やすいのは、出発点が低い部屋です。

変化が大きく出やすい条件

当てはまる数が多いほど、体感の差は出やすくなります。

条件なぜ差が出るか
アルミサッシに単板ガラスもともとの断熱性が低く、足したときの差が大きくなります
窓の面積が大きい熱の出入りする面積そのものが大きいためです
西向き・南向きで日射が強い入ってくる熱の量が多いためです
最上階や角部屋外気に接する面が多く、影響を受けやすいためです
エアコンの能力が部屋に対してぎりぎり入ってくる熱が減ると、余力が生まれます

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

逆に、もともと樹脂サッシで複層ガラスが入っている住まいでは、内窓を足しても差は小さくなります。出発点がすでに高いためです。

ご相談の際は、いま付いている窓がどういう構成かを確認しています。ここが分かると、どのくらいの変化が見込めるかの話ができます。

ご自宅がどの条件に当てはまるかは、いま付いている窓を見れば見当がつきます。ガラスが1枚なのか2枚なのか、枠がアルミなのか樹脂なのか。この二つが分かれば、出発点がどのあたりかは判断できます。

当社が東京で施工した事例には、築23年から築57年までのマンションが含まれます。築年数が上がるほど、出発点が低いことが多く、そのぶん変化も感じやすくなる傾向があります。

角部屋や最上階は、外気に接する面が多いぶん影響を受けやすい住戸です。同じ建物のなかでも条件が違います。

数字ではなく、体感としてはどう変わるのですか?

窓際に立ったときの感じがまず変わります。次に部屋全体の温度が落ち着き、その後にエアコンの使い方が変わってきます。

室温という数字だけを見ていると、変化に気づきにくいことがあります。効果の出方には順番があるためです。

効果が現れる順番

設置直後から順に変わっていきます。

順番変わること
1窓際に立ったときの体感が変わります
2部屋全体の温度が落ち着きやすくなります
3エアコンを止めたあとの戻りが遅くなります
4設定温度や運転時間の使い方が変わってきます

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

設置した直後に室温の数字が動かなくても、窓のそばに立ったときの感じが変わっていれば、断熱としては働いています。数字は後から追いついてきます。

当社の東京のお客様からは「秋に施工して頂けたので、冬の暖房費用が安く済みそうです」という声もいただいています。夏だけでなく、冬の使い方にも変化が出ます。

内窓は夏だけの対策ではありません。冬は暖房で暖めた熱が逃げるのを抑えます。同じ工事で一年を通して働きます。

エアコンの使い方の変化は、少し時間が経ってから気づかれることが多いものです。設定温度を下げなくても済むようになった、運転が途中で止まるようになった、といった形で表れます。

こうした変化は、光熱費の請求が来てから気づくこともあります。ただし光熱費は電気料金の単価や、その年の気温にも左右されますので、前年との単純な比較では判断しきれない部分があります。

期待しすぎないほうがよい点はありますか?

あります。室温が必ず何度下がると約束することはできません。また、窓以外に原因がある場合は、窓だけを変えても解決しません。

先にお伝えしておきたいのは、内窓が万能ではないということです。

たとえば、2階の部屋が極端に暑い場合、屋根や天井から受ける熱の影響が大きいことがあります。この場合、窓を変えても期待した変化にならないことがあります。

窓以外の原因が疑われる状態

この場合は、窓だけでは解決しないことがあります。

状態考えられる原因
部屋全体が均一に暑い天井や壁からの熱の影響
2階だけ極端に暑い屋根や天井からの熱の影響
日が落ちても暑さが続く建物に蓄えられた熱の影響
エアコンの風が弱い機器の能力や設置状況

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

窓際と部屋の中央で体感が違う、特定の窓の近くだけ暑い、エアコンを止めるとすぐ元に戻る。こうした状態であれば、窓の影響が大きい可能性があります。

現地調査では、窓の状態だけでなく、部屋のどこで暑さを感じているかもお聞きしています。原因が窓にないと判断した場合は、その旨をお伝えします。

また、部屋の使い方によっても差が出ます。人が多く集まる部屋、家電を多く使う部屋では、室内で発生する熱そのものが多くなります。窓からの熱を抑えても、内側からの熱が残ります。

こうした点を含めて、現地調査では部屋の使い方もお聞きしています。窓だけの話として片づけないためです。

原因が窓にあるかどうかを見分ける簡単な方法として、暑い時間帯に窓のガラス面に手をかざしてみるという確認があります。手のひらに熱を感じるようであれば、そこから熱が入ってきています。冬であれば、同じ場所で冷たさを感じるはずです。

自分の家でどのくらい変わるかは、どうすれば分かりますか?

いま付いている窓の構成と、暑さを感じている場所を確認するところから始まります。写真をお送りいただければ、おおよその見当をお伝えできます。

ご相談の前に、次の三つを見ておいていただくと話が早く進みます。

相談前に見ておくと役立つこと

メモ書き程度で構いません。

見ることなぜ役立つか
いまの窓のガラスが1枚か2枚か出発点の断熱性が分かります
窓枠がアルミか樹脂か枠からの熱の伝わり方が変わります
どの部屋のどの窓のそばが暑いか対象にすべき窓が絞れます
エアコンの設定温度と実際の室温どのくらい差があるかが分かります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

ガラスが1枚か2枚かは、窓の端を斜めから見ると分かります。2枚なら断面に隙間が見えます。分かりにくい場合は写真をお送りください。

当社は東京23区全域と、武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市などの近郊に対応しています。当社の東京での施工事例8件は、荒川区、葛飾区、江戸川区、練馬区、世田谷区、八王子市と地域が分かれています。

当社が東京で施工したお客様からは「思い切ってお願いして大正解でした」という声をいただくこともあります。ただ、結果は住まいの条件によりますので、まずは現状を見せていただくところからご相談ください。

エアコンの設定温度と実際の室温の差は、温度計があれば測れます。設定27度で室温が32度なら、5度の差があるということです。この差が大きいほど、入ってくる熱が多い状態だと分かります。

窓の写真は、正面からの1枚と、窓枠の奥行きが分かる斜めからの1枚があると判断しやすくなります。

内窓を入れると室温は何度下がりますか?

何度下がると約束することはできません。当社の東京のお客様の声には、設置してすぐに室温が3度下がったという記録がありますが、窓の大きさ、部屋の広さ、方角、エアコンの能力によって結果は変わります。

エアコンの設定を変えなくても効果はありますか?

あります。当社の東京のお客様の記録では、エアコンの設定温度も使い方も変えずに体感が変わっています。入ってくる熱の量が減ると、同じ運転でも室温が下がりやすくなります。

効果を感じにくい住まいはありますか?

もともと樹脂サッシで複層ガラスが入っている住まいでは、差は小さくなります。出発点がすでに高いためです。また、2階だけ極端に暑いなど、屋根や天井の影響が大きい場合も、窓だけでは変化が限られます。

設置してすぐに効果は出ますか?

窓際の体感はすぐに変わります。部屋全体の温度が落ち着くまでには少し時間がかかることがあります。設置直後に室温の数字が動かなくても、窓のそばの感じが変わっていれば断熱としては働いています。

冬にも効果はありますか?

あります。冬は暖房で暖めた熱が窓から逃げるのを抑えます。当社の東京のお客様からも、秋に施工して冬の暖房費用が抑えられそうだという声をいただいています。同じ工事で一年を通して働きます。

どのくらい変わるか、現状から見当をお伝えします

いまの窓の構成と、暑さを感じている場所が分かれば、変化の見込みをお話しできます。窓の写真をお送りいただくだけで構いません。東京23区と近郊に対応しています。

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お問い合わせフォームからのご相談も承っています。東京オフィスは渋谷区道玄坂にあり、電話(050-5369-1440)でもご相談いただけます。

出典・参照