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2025-04-13

ひと部屋断熱でカビ防止!湿気対策と通気性を考慮した施工法

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家の中に発生するカビは、見た目が悪いだけでなく、アレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす原因となることがあります。

特に、福岡の気候は高温多湿でカビが発生しやすいため、対策を怠ると健康を損なうリスクも高まります。


そこで注目したいのが「ひと部屋断熱」です。

断熱と湿気対策を適切に行うことで、カビ防止して、安全で快適な暮らしを実現することができます。


本記事では、健康を守る住環境づくりの観点から、ひと部屋断熱の基本的な効果や、福岡の気候に適した施工法を解説します。

福岡の気候(高温多湿)とカビの発生しやすい環境

福岡は、梅雨時期や夏場の湿度が高く、年間を通してカビが発生しやすい地域です。

特に、外気と室内の温度差が大きくなる冬や梅雨時期には、壁や床に結露が発生しやすくなります。

この結露がカビの温床となり、放置すると木材の腐食や建材の劣化を引き起こす可能性があります。


さらに、換気不足の住宅では湿気がこもりやすく、カビの発生リスクが高まります。

特にリフォーム時に断熱施工を適切に行わないと、かえって湿気を閉じ込めてしまい、家全体の健康環境を悪化させることも。


ひと部屋断熱の基本的な効果(冷暖房効率向上+湿気対策)

ひと部屋断熱とは、家全体ではなく特定の部屋だけを断熱施工する方法です。

以下のようなメリットがあります。


冷暖房の効率が向上

断熱材を適切に施工することで、室内の温度を一定に保ちやすくなります。

これにより、エアコンの使用頻度が減り、電気代の節約にもつながります。


湿気のコントロールが可能

断熱施工により、外気との温度差を減らし、結露を防ぐことができます。

湿度管理がしやすくなるため、カビが発生しにくい健康的な暮らしを実現できます。


住まいの安全性向上

カビ防止は、住宅の耐久性を維持することにもつながります。

壁や床の腐食を防ぎ、長く快適に暮らせる住環境を整えることができます。

カビを防ぐために重要な「断熱+調湿+通気」の3つのポイント

断熱:適切な断熱材の選定と施工

断熱材にはグラスウールや発泡ウレタンなどがありますが、調湿機能のある素材を選ぶことで結露リスクを軽減できます。

施工時に隙間をなくし、断熱効果を最大限に高めることが重要です。


調湿:湿気を適切にコントロール

調湿建材(珪藻土・漆喰)や防湿シートを活用し、室内の湿度を一定に保つことが大切です。

除湿器やエアコンのドライ機能を併用することで、より効果的な湿気対策が可能です。


通気:適切な換気を確保する

24時間換気システムの導入や、換気しやすい間取りの工夫が必要です。

断熱施工時に通気層を確保し、壁内に湿気がこもらないようにすることが重要です。

ひと部屋断熱で湿気&カビを防ぐ施工方法

適切な断熱材を選ぶ

ひと部屋断熱には、湿気対策に適した断熱材の選定が重要です。

おすすめの断熱材として、以下のようなものがあります。


発泡ウレタン

密閉性が高く、湿気を通しにくいため、結露防止に効果的。


セルロースファイバー

吸放湿性があり、湿気を適度にコントロールできる。

グラスウール+防湿シート コストを抑えながらも、適切に施工すれば高い断熱・防湿効果が得られる


断熱施工時の防湿対策を徹底する

断熱施工の際には、防湿シートを併用し、室内側に湿気が入り込まないようにすることが重要です。

特に、壁や天井に施工する場合は、断熱材と防湿シートを隙間なく設置し、湿気が壁内に侵入しないように注意しましょう。




通気を確保し、湿気を逃がす仕組みを作る

高気密な断熱施工を行うと、室内の湿気がこもりやすくなるため、適切な換気が必要です。

壁内に通気層を設けることで、湿気がこもるのを防ぎます。

さらに、24時間換気システムを活用することで、常に空気を循環させ、湿気を屋外に逃がすことができます。

適切な断熱施工を行い、湿気対策を徹底することで、カビのない健康的な住環境を実現できます。


いかがでしたか?

福岡市で窓リフォームや断熱リフォームをご検討されている方は、一度ご相談ください。

必ず出会えて良かったと思えるご提案をさせていただきます。

壁断熱・床断熱・天井断熱と合わせて、内窓断熱や屋根断熱、ひと部屋断熱もご対応いたします。

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