窓のカバー工法と内窓はどっち?いまの窓の状態から選ぶ | ひと部屋断熱リフォームを中心に断熱知識を更新中! | 福岡市|玄関/窓/断熱リフォーム/補助金ならエコマド工房

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2026-09-12

窓のカバー工法と内窓はどっち?いまの窓の状態から選ぶ

窓のカバー工法と内窓はどっち?

窓の断熱を考えるとき、内窓を足すのか、窓そのものをカバー工法で交換するのかで迷う方は多くいらっしゃいます。金額も、使い勝手も、工事の中身も変わるためです。この記事では、どちらが優れているかではなく、いまの窓の状態から判断する方法を整理します。当社が福岡で両方を施工してきた立場から、迷いどころを順に潰していきます。

公開日:2026年9月12日/最終更新日:2026年9月12日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約9分

カバー工法と内窓は、そもそも何が違うのですか?

内窓はいまの窓を残して、その内側にもう1枚追加します。カバー工法は既存のサッシ枠を残したうえで、窓そのものを新しいものに交換します。窓が増えるか、入れ替わるかの違いです。

2つの工法の違い


内窓を足すカバー工法で交換する
工事の内容既存の窓の内側にもう1枚の窓を追加します既存のサッシ枠を残し、窓を新しいものに交換します
窓の枚数二重になります1枚のままです
開け閉めの手間2枚を開け閉めすることになりますこれまでと変わりません
掃除する面増えます変わりません
既存のサッシそのまま残ります枠は残り、窓の部分が新しくなります
当社での総額16万円〜177万円(19件)97万円・158万円(2件)
当社での工期1日が中心2件とも1日

出典:エコマド工房 施工事例(総額・工期・採用製品の集計/自社集計・2026年8月時点)

どちらも、壁を壊す工事ではありません

カバー工法は既存のサッシ枠を活かすため、外壁や室内の壁に手を入れません。当社の2件がいずれも工期1日で終わっているのは、この工法によるものです。

窓交換と聞くと大がかりな工事を想像されるかもしれませんが、サッシごと外して周囲を復旧する工事とは進め方が違います。仮住まいも必要ありません。

つまり、どちらを選んでも「壁を壊す・仮住まいが要る」ということにはなりません。判断の軸はそこではなく、費用と使い勝手、そしていまの窓の状態です。

呼び方が違っても、指しているものは同じです

カバー工法は、サッシカバー工法、カバー工事などと呼ばれることもあります。既存の枠を残して新しい窓を被せるという考え方は同じです。

当社の福岡市南区平和の事例では、LIXILの「リプラス」を使用したサッシカバー工法による窓リフォームを行っています。この事例では、既存の窓にペアガラスが使われていました。

すでに複層ガラスが入っている窓でも交換の対象になることがある、ということです。いまの窓の仕様だけで判断できるものではありません。

また、どちらの工法でも既存の窓まわりの状態を確認したうえで判断します。長く使われた窓は、わずかな傾きや段差が出ていることがあり、これが選び方に影響することもあります。

いまの窓の状態から、どう判断すればいいですか?

既存のサッシ自体に不具合があるなら交換、サッシは問題なく断熱や結露が目的なら内窓、という分け方が出発点になります。ここが決まると選択肢が絞られます。

いまの窓の状態から見る判断の目安

いまの窓の状態検討しやすい方法理由
寒い・結露する。サッシ自体に不具合はない内窓既存の窓を残したまま、費用を抑えて対応できます
開け閉めが重い、建て付けが悪いカバー工法での交換窓そのものが新しくなります
鍵がかかりにくい、隙間風を感じるカバー工法での交換既存の窓の不具合は内窓では解消しません
対象の窓を絞りたい・費用を抑えたい内窓窓1枚ごとに設置でき、当社では16万円の事例もあります
出入りが多い掃き出し窓カバー工法での交換開け閉めの手間が増えません
すでに複層ガラスが入っているどちらも検討可当社にはこの条件での交換事例があります

内窓は、既存の窓の不具合までは直しません

ここは誤解が起きやすい部分です。内窓を足しても、いまの窓の建て付けや鍵の不具合はそのまま残ります。断熱や結露、音のために足すものだとお考えください。

逆に、いまの窓に不具合がなく、寒さや結露が悩みであれば、内窓のほうが費用を抑えて対応できます。当社の事例では、対象を絞った工事が16万円から始まっています。

この見きわめは、現地調査で実際に窓を触って判断します。開け閉めしてみないと分からない部分ですので、写真だけでは確定できません。

また、窓の向きや部屋の使い方によっても選び方は変わります。日差しの影響が強い窓と、北側の窓では、必要な仕様が違います。工法の選択とあわせて、ガラスの仕様もご提案します。

費用の差は、どのくらいになりますか?

当社の実績では、内窓が16万円から177万円、カバー工法での交換が97万円と158万円でした。ただし対象の窓数が違うため、単純な比較にはなりません。

施工総額の分布(当社の福岡施工事例21件)

総額を大きく動かしているのは、工法よりも対象にした窓の枚数です。

〜50万円 9件(すべて内窓)


50万〜100万円 7件(カバー工法との併用1件を含む)


100万円〜 5件(カバー工法1件を含む)


全体のレンジ:16万円 〜 177万円(21件)/中央値:63万円

出典:エコマド工房 施工事例(自社集計・2026年8月時点)

同じ窓で両方の見積りを出すことができます

当社では内窓もカバー工法も扱っているため、同じ窓について両方の金額を並べてお示しできます。金額と使い勝手を比べたうえで判断していただくのが確実です。

内窓の事例で最も少ないのは16万円、最も多いのは177万円です。同じ工法でも11倍の開きがあり、この差は対象にした窓の枚数によるものです。工法だけで費用が決まるわけではありません。

そのため「カバー工法は高い」と決めつけて選択肢から外す必要はありません。対象を絞れば、金額の見え方は変わります。

見積りを比べるときは、対象の窓をそろえてください

工法の違う見積りを比べるとき、対象の窓の数や範囲が違うと比較になりません。同じ窓について、同じ範囲で出した金額を並べてください。

当社では、同じ窓について両方の工法の金額をお示しできます。範囲がそろっていれば、費用と使い勝手の差がそのまま見えます。

他社と比較される場合も、見積りの前提となる対象範囲を確認したうえで並べていただくと、判断を誤りにくくなります。

当社にお寄せいただいた声のなかにも、数社から見積りを取って比較されたうえでご依頼くださった方がいらっしゃいます。比較していただくことに問題はありません。

窓ごとに工法を変えることはできますか?

できます。当社の福岡県春日市の事例では、YKKのウチリモ(内窓)とLIXILのリプラス(カバー工法)を窓ごとに使い分け、総額97万円で施工しています。

工法を使い分けた施工事例

項目内容
地域福岡県春日市小倉
総額97万円
工期1日
採用製品YKKウチリモ(内窓)とLIXILリプラス(カバー工法)/カラーはどちらもホワイト
工事の考え方窓ごとに、納まりと使い方に応じて工法を選びました

出典:福岡県春日市小倉の施工事例(総額97万円)(自社集計・2026年8月時点)

出入りする窓は交換、そうでない窓は内窓、という分け方もできます

掃き出し窓のように毎日開け閉めする窓は交換にして手間を増やさず、あまり開けない窓は内窓にして費用を抑える。窓単位で判断できるのが、両方を扱う会社に相談する利点です。

すべての窓を同じ工法にそろえる必要はありません。使い方が窓ごとに違うのであれば、選ぶものも変わって当然だと考えています。

当社では、ご相談の内容をうかがったうえで複数の選択肢を並べてご説明しています。最初から1つの工法に決め打ちでご提案することはしていません。

冷房時に室内へ入る熱の73%は窓・開口部からと報告されています。どちらの工法でも、手を入れる場所は同じ窓です。目的が同じであれば、あとは条件で選べば構いません。

冷房時に室内へ入る熱の73%が窓・開口部からとされています。
出典:資源エネルギー庁「省エネポータルサイト/省エネ住宅」(原典:一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会資料)

将来の住まい方も、判断の材料になります

これから長く住む予定であれば、初期費用が上がっても使い勝手を優先する選び方に納得しやすくなります。数年内に住み替えの可能性がある場合は、対象を絞った内窓から始める方法もあります。

当社では、こうした前提もうかがったうえでご提案しています。金額だけで決めるより、暮らし方に合わせて選んでいただくほうが後悔が少ないと考えているためです。

迷われる場合は、優先度の高い1部屋から始めるという方法もあります。実際に使ってみてから、残りの窓をどうするか決められます。

決めきれないときは、どう進めればいいですか?

現地調査で窓を実際に見てから決めて構いません。両方の見積りをお出しできますし、その段階で見送っていただいても費用はかかりません。

決める前に確認しておきたいこと

確認すること確認できると分かること
いまの窓の開け閉めに不具合がないか交換を検討する理由があるかどうか
その窓を1日に何回開けるか内窓の手間が負担になるかどうか
これから何年住むか初期費用と使い勝手の優先順位
対象にしたい窓は何枚か総額の桁
マンションかどうかサッシが共用部分にあたる場合、交換には管理組合の判断が必要です

マンションでは、選べる方法が限られることがあります

窓のサッシが共用部分として扱われている場合、交換には管理組合の判断が必要になります。この場合、専有部分に取り付ける内窓が現実的な選択肢になります。

お客様の声のなかにも「マンションでは窓サッシは交換できないので…」という記述があります。まずは管理規約をご確認ください。可否を判断するのは管理組合です。

戸建てであれば、この制約はありません。純粋に費用と使い勝手、そして窓の状態で選んでいただけます。

窓の写真とお困りごとをお送りいただければ、どちらが向いていそうかとおおよその費用感をお伝えします。他社と比較していただくことにも問題はありません。

なお、現地調査とお見積りは無料です。調査のあとに見送られる場合も費用は発生しませんので、判断材料を集める目的でご利用いただいて構いません。

1部屋で試してから決めることもできます

どちらにするか決めきれない場合、まず優先度の高い1部屋を施工して、使い勝手を確かめてから残りを決めるという進め方ができます。

実物に触れたうえで2回目以降の選択ができるため、カタログの比較だけで家じゅうを決めるより納得しやすい方法だと思います。ご相談の段階で「まず1部屋だけ」とお伝えいただいて構いません。

迷われる場合は、いま感じている不便を書き出してみてください。寒い、結露する、音が入る、開け閉めが重い。このうちどれが最も気になるかで、選ぶ工法が決まってきます。

工法の選び方について、ほかに知っておくべきことはありますか?

ここまでで触れきれなかった確認事項を、お問い合わせでよくいただく5つの質問としてまとめました。判断の軸に関する内容です。

断熱の効果は、どちらが高いのですか?

一律には申し上げられません。選ぶガラスの仕様、いまの窓の状態、対象にする窓によって変わります。各製品の性能値はメーカーが公表していますので、そちらをご確認ください。当社からは、条件をうかがったうえで並べてご提案します。

内窓を入れれば、隙間風も止まりますか?

既存の窓の建て付けに不具合がある場合、その不具合自体は内窓では解消しません。隙間風が気になる場合は、窓そのものの交換を検討する理由があります。現地調査で実際に窓を触って判断します。

カバー工法だと、窓が小さくなりますか?

既存のサッシ枠の内側に新しい窓を納めるため、開口部の寸法が変わることがあります。どの程度になるかは窓ごとに異なりますので、現地調査のときに実測してご説明します。

両方の見積りをもらえますか?

できます。同じ窓について内窓の場合と交換の場合を並べてお示しします。金額と使い勝手を比べたうえでご判断ください。現地調査もお見積りも無料です。

工事の日数はどちらが長いですか?

当社の実績では、内窓もカバー工法もいずれも工期1日で完了した事例が中心です。施工事例21件のうち19件が1日でした。日数は工法よりも、窓の数と種類の組み合わせで変わります。

窓の写真を送るだけ。両方の工法で費用感をお伝えします

どちらが向いているかは、いまの窓を見るのがいちばん早い判断です。写真と、開け閉めの具合やお困りごとをお送りください。24時間受付中です。

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カバー工法の費用の実例はリプラスによる窓交換の実例2件を、内窓の費用の実例は戸建ての全窓で128万円の実例をご覧ください。

出典・参照