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2026-09-17
在宅ワークの部屋だけ暑い?東京の窓断熱対策
みなさんこんにちは。LIXIL窓マイスター、東京の窓リフォーム専門店「エコマド工房」の塩田です。
本日は、元LIXIL営業所長をしていた知識と経験から、東京の窓リフォームで使える「在宅ワークの部屋だけ暑いときの原因と、仕事に集中できる環境をつくる方法」について、詳しく細部まで解説をさせていただきます。
最近ではLIXILの全国大会でセミナーもさせていただいています。是非最後までご覧いただければ幸いです。
「リビングはそれほどでもないのに、仕事部屋だけ午後になると暑い」
「エアコンをつけているのに窓際が暑く、仕事に集中できない」
「オンライン会議中に暑さや外の音が気になってしまう」
東京都で在宅ワークをされている方からすると、これは単なる室温の問題ではありません。仕事に集中する時間や、自分らしく働ける時間の質に関わる問題でもあります。
結論から申し上げると、在宅ワークの部屋だけ暑い場合、エアコンの能力だけではなく、窓から入る日射や熱、窓そのものの断熱性能を一度確認してみてください。
特に日当たりの良い部屋や西日が入る部屋、大きな窓がある部屋では、窓まわりの対策によって室内環境を改善できる可能性があります。
在宅ワークの部屋だけ暑くなるのはなぜ?
同じ住宅の中でも、部屋によって暑さはかなり違います。
その理由の一つが、窓の方角・大きさ・日射条件です。
たとえば西向きの窓がある仕事部屋では、午後から夕方にかけて強い日差しが入りやすくなります。パソコンやモニターなどから発生する熱も加わるため、ほかの部屋より暑く感じるケースがあります。
東京都ではマンションで在宅ワークをしている方も多いと思います。マンションは気密性が比較的高い建物もありますが、窓の性能や方角、階数、周囲の建物などによって室内環境は異なります。
特に確認したいのは次のポイントです。
- 仕事部屋の窓が西向き・東向き・南向きではないか
- 窓が大きく、日差しが長時間入っていないか
- 窓際に座ったときに強い熱気を感じないか
- 既存窓が単板ガラスなど断熱性能の低い仕様ではないか
- パソコンやモニターなど発熱する機器が多くないか
- エアコンの能力や設置位置が部屋に合っているか
つまり「暑い=エアコンを強くする」と決めつけず、どこから熱が入っているのかを確認することが大切です。
仕事部屋の暑さは「集中できる時間」を奪ってしまう
私が窓断熱を考えるとき、単に「室温を何度下げるか」だけを考えているわけではありません。
大切なのは、その部屋でどのような時間を過ごしたいのかです。
在宅ワークの部屋なら、朝から仕事を始め、資料を作ったり、オンライン会議をしたり、集中して考えたりする場所でしょう。
暑くなるたびにエアコンの温度を調整する。ブラインドを閉める。冷たい飲み物を取りに席を立つ。夕方になると西日がまぶしくてカーテンを閉める。
一つひとつは小さなことですが、毎日のことになると仕事のリズムを崩す原因になります。
窓リフォームの目的は「内窓という商品を取り付けること」ではありません。
仕事に集中できる時間、自分のペースで働ける時間、家族と仕事を切り替えられる時間を、少しでも快適にすること。
私は、そこまで考えて窓断熱を提案することが大切だと思っています。
暑さ対策は「遮熱」と「断熱」を分けて考える
仕事部屋の窓対策では、遮熱と断熱を混同しないことも重要です。
遮熱は、主に太陽の日射熱が室内へ入るのを抑える考え方です。
断熱は、室内と屋外の熱の移動を抑える考え方です。
たとえば強い西日が原因なら、窓の断熱性能を高めるだけではなく、日射そのものをどう抑えるかも検討した方がよい場合があります。
カーテンやブラインド、外付けの日よけ、ガラスの選択など、方法はいくつかあります。
一方、エアコンを使用していても窓際から熱を感じる場合は、窓の断熱性能を改善することも有力な選択肢です。
どちらか一つに決めるのではなく、「日差しが問題なのか」「窓の断熱性能が問題なのか」「両方なのか」を整理することが失敗を防ぐポイントです。
東京都の在宅ワークなら「内窓」という選択肢
窓の断熱対策として代表的な方法の一つが、既存窓の室内側にもう一つ窓を取り付ける内窓(二重窓)です。
LIXILでは「インプラス」という内窓があります。
既存窓と内窓の間に空気層ができることで、窓まわりの断熱性能向上が期待できます。
東京都のマンションでも、内窓は検討しやすい方法の一つです。一般的にマンションの外窓は共用部分として扱われることが多く、自由に交換できないケースがあります。一方、室内側へ設置する内窓は選択肢になりやすい方法です。
ただし、マンションによって管理規約が異なるため、工事前には管理規約や管理組合への確認が必要です。
「マンションだから絶対に内窓を付けられる」とは限りませんので、この点は事前に確認してください。
内窓は暑さ対策以外にも在宅ワークと相性がいい
在宅ワークの部屋に内窓を検討するメリットは、断熱だけではありません。
1.冷房効率の改善が期待できる
窓の断熱性能を高めることで、冷房で整えた室内環境を維持しやすくなります。
ただし、実際の電気代や冷房効率は、住宅の断熱性能、窓の大きさ、方角、エアコン、設定温度、生活時間などによって変わります。「内窓を付ければ電気代が必ず○円下がる」と一律には言えません。
2.外からの音を軽減できる可能性がある
東京都で在宅ワークをしていると、車や電車、工事、近隣の生活音などが気になることがあります。
内窓を設置すると既存窓との間に空気層ができるため、窓から伝わる音を軽減する効果も期待できます。
オンライン会議や集中作業が多い方には、暑さ対策とは別のメリットになることがあります。
ただし、音は壁・換気口・玄関など窓以外からも伝わります。騒音の種類や建物条件によって体感差があるため、内窓だけですべての音を防げるわけではありません。
3.冬の仕事部屋の寒さ対策にもつながる
夏に暑い仕事部屋は、冬になると窓際が冷えやすいケースもあります。
窓の断熱性能を高めることは、夏だけではなく冬の寒さ対策にもつながります。
一年を通して使う在宅ワークスペースだからこそ、「夏だけの対策」ではなく、年間の快適性で考えてみるのがおすすめです。
4.結露の軽減も期待できる
内窓によって室内側の窓表面が冷えにくくなることで、冬場の結露を軽減できる場合があります。
仕事を始める前に窓の結露を拭く時間が減れば、朝の負担軽減にもつながります。
ただし、結露は室内湿度や換気、建物の断熱状態などにも左右されます。内窓を設置すれば必ず結露がゼロになるわけではありません。
内窓にもデメリットはあります
ここは、窓リフォームを検討する前に知っておいていただきたいところです。
内窓にはメリットが多い一方で、生活上のデメリットもあります。
- 窓を開けるときに既存窓と内窓の2回開閉が必要になる
- 掃除する窓面が増える
- 窓枠に内窓を設置するためのスペースが必要になる
- 窓の種類や形状によって施工方法が変わる
- 日射条件によっては、内窓だけでなく遮熱対策も検討した方がよい場合がある
特に、ベランダへの出入りで毎日何度も開閉する窓では、二重の開閉を負担に感じる方もいます。
だからこそ、私は「性能が高いから全部の窓に付けましょう」という考え方ではなく、生活動線まで含めて判断することが大切だと考えています。
家中ではなく「仕事部屋から」という考え方もある
窓断熱というと「家中の窓を全部工事しなければ意味がないのでは?」と思われるかもしれません。
住宅全体の断熱性能を考えれば、複数の窓を改善することには意味があります。
一方で、ご予算や暮らし方によっては、悩みの大きい部屋から優先順位を付ける考え方もあります。
たとえば、平日に長時間過ごす在宅ワークの部屋。
1日7〜8時間仕事をする方なら、寝室やリビングと同じくらい長く過ごしている場合もあります。
「家族みんなが使う部屋ではないから後回し」と考える必要はありません。
仕事に集中できることは、その後の家族との時間や自分の時間にもつながります。
どの窓を工事すれば、自分たちの暮らしが一番楽になるのか。
この視点で優先順位を決めていただきたいと思います。
工事は比較的短時間で済むのも内窓の特徴
内窓は、大規模な壁の解体などを伴わず、既存窓の室内側へ新しい窓を設置する方法です。
窓の数や大きさ、現場条件によりますが、一般的な内窓工事は1時間から半日程度で施工できるケースがあります。
在宅ワークをされている方にとって、長期間仕事部屋を使えなくなるリフォームは負担になります。
比較的短い工事で断熱性能の向上を目指せることは、内窓のメリットの一つです。
ただし、窓枠の状態、ふかし枠の必要性、家具の移動、マンションでの搬入条件などによって施工時間は変わります。実際の工事時間は現地調査後に確認してください。
2026年は東京都の窓断熱補助金も確認を
東京都で内窓や窓リフォームを検討する場合、2026年度の補助制度も確認しておきたいポイントです。
2026年度は国の「先進的窓リノベ2026事業」があり、対象となる高断熱窓の改修について、窓の性能・大きさ・工法などに応じた補助が設定されています。
また東京都でも、令和8年度「既存住宅における省エネ改修促進事業」が実施されており、要件を満たす高断熱窓などが助成対象となります。東京都の制度では、高断熱窓・高断熱ドアについて1住戸あたり200万円を基本上限とし、対象となる断熱防犯窓では上限300万円とされています。
さらに、お住まいの市区町村によって独自の助成制度が設けられている場合があります。
そのため東京都では、条件を満たせば国・東京都・市区町村の3制度併用ができる可能性があります。
ただし、ここで注意していただきたいのは、「制度が3つある=誰でも3つすべて使える」という意味ではないことです。
対象住宅、対象製品、工事内容、申請時期、同一経費への補助の扱い、市区町村ごとの要件などによって利用可否は変わります。東京都の制度も、設備設置の契約・施工について事前申込受付後とする条件などがあります。
補助金は非常にありがたい制度ですが、補助金を受け取ること自体を目的にする必要はありません。
まず「仕事部屋の暑さをどう改善したいか」を考え、そのために必要な工事が補助対象になるなら制度を活用する。
この順番で考えることが大切です。
東京では条件により最大400万円+αの可能性も
東京都では、国・東京都・市区町村の制度を条件に応じて組み合わせることで、最大400万円+αの補助金を活用できる可能性があります。
ただし、この金額はすべての住宅で受け取れる金額ではありません。
窓の数やサイズ、性能、工法、住宅種別、工事費、市区町村の制度などによって補助額は変わります。また、制度ごとに併用条件や申請手続きがあります。
大切なのは「最大○万円」という数字だけを見るのではなく、実際の工事総額、利用できる補助額、最終的な自己負担額を確認して比較することです。
補助制度は年度途中でも予算や受付状況が変わる可能性がありますので、工事を検討する時点で最新情報を確認してください。
契約前に確認してほしい5つのポイント
私は窓・建材・建物断熱の分野に24年以上携わってきました。その経験から、在宅ワークの部屋の暑さ対策で契約前に確認していただきたいのは次の5点です。
- 暑さの原因は本当に窓なのか
窓の日射だけでなく、屋根・壁・最上階・パソコンなどの発熱も確認します。 - 窓の方角と日射条件
特に西日が強い部屋では、断熱と遮熱を分けて考えることが重要です。 - 内窓を設置できるスペースがあるか
窓枠の奥行きや既存窓の形状によって施工方法が変わります。 - マンションなら管理規約を確認する
内窓でも物件ごとのルールを事前に確認しておくと安心です。 - 補助金ではなく自己負担額まで確認する
補助対象になるかだけでなく、工事総額から補助額を差し引いた実質負担で比較してください。
専門知識は、お客様との情報差を広げるために使うものではありません。
「この工事ならできる」「これは条件的に難しい」「この部屋なら別の方法も考えた方がよい」と整理して、失敗を防ぐために使うものだと私は考えています。
仕事に集中できる「自分時間」を窓から考えてみませんか
在宅ワークの部屋だけ暑いと、「この部屋はこういうものだから」と我慢してしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、毎日何時間も過ごす場所であれば、その環境を整えることには十分な意味があります。
窓から入る日射を見直す。遮熱方法を考える。内窓で断熱性能を高める。必要であればエアコンや室内環境も一緒に見直す。
解決方法は一つではありません。
エコマド工房が目指しているのは、窓を販売することそのものではなく、窓断熱を通して自宅で快適に過ごせる時間を増やすことです。
「断熱で日本を変える」というビジョンも、こうした一つひとつの暮らしを快適にしていくことから始まると考えています。
在宅ワークが終わったあと、「今日は暑さに振り回されず仕事に集中できた」とパソコンを閉じられる。
そして仕事から家族との時間、自分の時間へ気持ちよく切り替えられる。
窓リフォームは、そのような毎日のための選択肢の一つです。
東京都で窓リフォームをご検討中の方へ
2026年度も国の補助金制度の継続が決定しました。
補助金の申請には登録事業者との契約が必要となり、予算に達し次第終了となります。
東京都では、国・東京都・市区町村の3制度併用ができる可能性があります。条件により、最大400万円+αの補助金を活用できる可能性があります。
エコマド工房では、国・東京都・市区町村の各補助金について、お客様の負担が少なくなるよう、制度に応じた申請手続きや必要書類の作成を支援しています。
申請主体や支援内容は、自治体や制度により異なります。
これらの補助金を上手に活用し、2026年中に住まいの快適性を高めてみませんか。東京都で窓リフォームをご検討中の方は、ぜひエコマド工房へご相談ください。
「仕事部屋だけ相談したい」「内窓が付けられるかわからない」という段階でも大丈夫です。ご自宅の条件を確認しながら、必要な工事を一緒に整理していきます。
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