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断熱ブログ一覧(東京)

2026-09-21

マンションの内窓は防音に効果ある?東京の事例とお客様の声で検証

マンションの内窓は防音に効果ある?

東京のマンションにお住まいの方から、防音を目的に内窓のご相談をいただくことがあります。実際、当社が東京でいただいたお客様の声には「あまりにも静かになり驚いています」という記録があります。ただし、マンションの音は窓だけから入ってくるわけではありません。この記事では、当社の東京の事例とお客様の声をもとに、内窓が効く音と効かない音を分けて整理します。効かないものは効かないと書きます。

株式会社エコマド工房(窓と建物の断熱に特化したリフォーム専門店)

公開日:2026年9月21日/最終更新日:2026年9月21日(本記事は2026年8月時点の情報です)
読了時間:約9分

マンションの内窓は、防音に効果がありますか?

窓から入ってくる音に対しては効果があります。当社が東京でいただいたお客様の声にも、静かになったという記録が複数あります。ただし、マンションで気になる音のすべてが窓から入っているわけではありません。

まず、実際にいただいた記録をお読みください。東京で内窓を施工したお客様からのものです。

内窓工事後、あまりにも静かになり驚いています。防音の効果があるということは、冬の寒さも軽減されるのではないかと期待しています。

エコマド工房 お客様の声(東京)2026年6月投稿

秋に施工していただきました。冬の暖房費用が抑えられそうです。従来の騒音が軽減され、部屋も明るくなりました。

エコマド工房 お客様の声(東京)2026年2月投稿

どちらも、音について実際に変化を感じられたという記録です。当社が内窓の防音についてご説明するとき、まずこうした記録をそのままお見せしています。

ただし、これらは効果を保証するものではありません。同じ工事をしても、音の種類と入ってくる経路が違えば、感じ方は変わります。

マンションは、戸建てとは音の条件が違います。上下左右に別の住戸があり、共用の廊下があり、外にはバルコニーがあります。窓を替えて変わる音と、変わらない音を先に分けておかないと、期待と結果が食い違います。

この記事では、そこを分けて整理していきます。

マンションに入ってくる音には、どんな種類がありますか?

外から入る音と、建物の中を伝わってくる音の二つに分かれます。内窓が関われるのは前者、それも窓を通って入ってくるぶんだけです。

音の悩みをうかがうと、実にさまざまなものが出てきます。整理すると次のようになります。

マンションで気になる音の種類と、入ってくる経路

経路が違えば、対策も違います。

音の例主な経路内窓が関われるか
道路の車の音窓・換気口窓から入るぶんには関われます
電車や踏切の音窓・換気口窓から入るぶんには関われます
近隣の話し声関われます
上の階の足音床と天井(建物の構造)関われません
隣の住戸の生活音壁(建物の構造)関われません
水回りの配管の音建物の構造関われません
共用廊下の話し声玄関ドア関われません

出典:当社の相談対応にもとづく整理(2026年8月時点)

上の階の足音、隣の住戸の生活音、配管の音。この三つに内窓は効きません。窓を替えても、建物の構造を伝わってくる音は変わらないためです。

ご相談のなかには、この三つを窓で解決しようとされているものが混じっていることがあります。当社は、その場合はっきりとお伝えしています。内窓を入れても変わりません、と。

逆に、道路や線路の音、外の話し声といった、空気を伝わって窓から入ってくる音であれば、内窓は関われます。東京の住宅地では、こちらのご相談が多くを占めます。

見分け方をひとつお伝えします。窓を閉めたときと開けたときで、音の大きさがはっきり変わるのであれば、その音は窓から入っています。閉めても大きさがほとんど変わらないのであれば、別の経路から入っています。ご相談の前に、一度試してみてください。

なぜ内窓を入れると、窓からの音が減るのですか?

窓が二重になることで、音が通る経路が増え、そのたびに弱まるためです。加えて、二つの窓のあいだに空気の層ができることも効いています。

音は空気の振動として伝わります。窓ガラスに当たった音は、ガラスを振動させ、その振動が室内側の空気を揺らして、私たちの耳に届きます。

内窓を入れると、この経路にもう一枚のガラスと、二つの窓のあいだの空気の層が加わります。音は、ガラス、空気の層、ガラスと通り抜けるたびに弱まっていきます。

内窓を入れる前と後で、音が通る経路

経路が増えるほど、伝わる音は弱まります。

区分音が通るもの
内窓なし外の空気 → 窓ガラス → 室内の空気
内窓あり外の空気 → 既存の窓ガラス → あいだの空気の層 → 内窓のガラス → 室内の空気

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

ただし、経路が増えれば自動的に静かになる、という単純な話でもありません。実際に大きく効いているのは、すき間をふさぐことです。

音は、わずかなすき間からでもよく通ります。窓まわりのすき間が残っていれば、ガラスを何枚重ねても、そこから音が入ってきます。

当社が現地調査で採寸を細かく行い、納まりを一つずつ確認しているのは、この点に直結するからです。取り付けの精度が甘ければ、防音の面でも断熱の面でも、本来の性能は出ません。

なお、当社は防音の効果を数値でお示しできる測定データを持っていません。お伝えできるのは、実際に工事をさせていただいたお客様がどう感じられたか、という記録だけです。数値を掲げてご説明することは、当社ではしていません。

実際、どのくらい静かになりますか?

数値でお答えすることはできません。当社がお伝えできるのは「あまりにも静かになり驚いています」「従来の騒音が軽減された」というお客様の記録です。感じ方には幅があります。

ご相談のなかで最も多いのが、この質問です。正直にお答えします。

どのくらい静かになるかは、今どんな音がどれだけ入ってきているか、その音がどの経路から入っているか、窓まわりのすき間がどれだけあるかによって変わります。同じ製品を同じように取り付けても、住まいが違えば結果は違います。

当社が東京でいただいた、音に関する記録

効果を保証するものではありません。

時期記録の内容
2026年6月内窓工事後、あまりにも静かになり驚いています
2026年2月秋に施工。従来の騒音が軽減され、部屋も明るくなりました
2025年12月内窓を設置し、暖かさと防音効果を実感しています

出典:エコマド工房 お客様の声(東京・2026年8月時点)

三件とも、音について前向きな記録です。ただ、これをもって「必ず静かになります」と申し上げるつもりはありません。声を寄せてくださる方には、効果を感じられた方が多く含まれるという偏りがあるからです。

当社がご説明の場でお伝えしているのは、静かになるかどうかではなく、どの音に効いてどの音に効かないか、という区別のほうです。

たとえば、上の階の足音に困っている方に内窓をお勧めすることはありません。工事をしても変わらないと分かっているからです。逆に、幹線道路沿いで車の音に困っている方であれば、窓に手を入れる意味があります。

もうひとつ、感じ方について申し添えておきます。音は完全に消えるものではありません。内窓を入れても、外の音がまったく聞こえなくなるわけではなく、小さくなるという変化です。「聞こえなくなる」ことを期待されていると、実際の変化を物足りなく感じられることがあります。

また、静かになったことで、これまで気づかなかった別の音に気づくということも起こります。外の音が下がったぶん、室内の家電の音や、上の階の物音が相対的に耳につくようになる、という形です。これは工事の不備ではなく、聞こえ方の変化です。

防音を重視する場合、選び方は変わりますか?

変わります。ガラスの厚み、窓と窓のあいだの距離、そしてすき間の処理。この三つが効きます。断熱だけを考えるときとは、選ぶ基準が少し違います。

内窓は断熱のために入れる方が多いのですが、防音を重く見る場合は、見るところが変わります。

防音を重視するときに見る点

現地調査でご相談しながら決めます。

見る点考え方
ガラスの厚み既存の窓と違う厚みにすると、弱まりやすい音の範囲が広がります
窓と窓の距離あいだの空気の層が確保できるほうが有利です
すき間の処理ここが最も効きます。取り付けの精度そのものです
開ける形開かない形のほうが、すき間の管理は容易になります

出典:当社の施工実務にもとづく整理(2026年8月時点)

一つめのガラスの厚みについて補足します。同じ厚みのガラスを二枚並べると、両方が同じ高さの音で振動しやすくなり、その音だけが通りやすくなることがあります。厚みを変えておくと、この偏りが起きにくくなります。

二つめの距離は、窓枠の奥行きに左右されます。奥行きが取れない窓では、ふかし枠を足して内窓を室内側へ出すことになります。防音の面ではこれが有利に働く場合がありますが、そのぶん窓が室内側へ出てきます。

三つめのすき間の処理が、実は最も効きます。当社が東京で施工した事例のなかには、既存の手すりや網戸、框との取り合いが難しい窓もありました。こうした窓では、すき間を残さず納めることが、そのまま結果に表れます。

既存の手すりや網戸、框との納まりなど、いろいろ取り合いが難しい工事だったと思うのですが、きめ細やかに設計していただいた上、ベテランと思しき職人さんたちによる施工もとてもていねいで、無事、完工しました。

エコマド工房 お客様の声(東京)2026年7月投稿

防音を目的にされるのであれば、製品の型番よりも、その窓にきちんと納まるかどうかを見てください。ここは現地で測らなければ分かりません。

窓のほかに、できることはありますか?

あります。換気口と玄関ドアです。窓を替えても音が残る場合、この二つが経路になっていることがあります。

マンションで窓を対策したあとに残りやすいのが、次の二つの経路です。

窓以外の、音の経路

窓を替えても残る場合は、ここを疑ってください。

経路起きること対応の考え方
換気口(給気口)外の音がそのまま入ってきます防音に配慮した部材への交換を検討します
玄関ドア共用廊下の話し声や足音が入ってきます住戸の外側に関わるため、建物の取り決めを確認します

出典:当社の相談対応にもとづく整理(2026年8月時点)

換気口は、外の空気を取り入れるための穴です。空気が通るということは、音も通るということです。窓を二重にしたのに音が残る場合、ここが原因になっていることがあります。

玄関ドアについては、当社が八王子市の戸建てで断熱仕様のドアへ交換した事例があります。ただしマンションの玄関ドアは、住戸の外側に面する部分として建物全体の取り決めに関わりますので、まず管理を担当される先へご確認いただく流れになります。

当社は東京23区全域と、武蔵野市・三鷹市・調布市・狛江市などの近郊に対応しています。音の悩みについては、まずどの経路から入っているのかを一緒に確かめるところから始めています。

窓で解決できる音なのかどうか。ここをはっきりさせてからでなければ、工事をお勧めできません。効かないと分かっている工事をご提案することはありません。

当社が東京で施工したマンションは、荒川区、葛飾区、江戸川区、練馬区、世田谷区にあり、築23年から築57年まで幅があります。同じ23区内でも、通りに面した住戸と、建物の奥まった側にある住戸では、入ってくる音がまったく違います。窓を見せていただく理由のひとつは、ここにもあります。

内窓で上の階の足音は小さくなりますか?

なりません。足音は床と天井という建物の構造を伝わってくる音で、窓を通って入ってくるものではないためです。窓に手を入れても変わりません。

隣の住戸の生活音には効きますか?

効きません。壁を伝わってくる音のため、窓の工事では変わりません。ご相談の際は、どの方向からどんな音が聞こえるのかをお聞かせください。

どのくらい静かになるか、数値で教えてもらえますか?

当社は測定データを持っていないため、数値でお答えすることはできません。お伝えできるのは、東京で施工させていただいたお客様からの「あまりにも静かになり驚いています」といった記録です。

防音のために、ガラスの厚みは変えたほうがよいですか?

同じ厚みのガラスが二枚並ぶと、同じ高さの音が通りやすくなることがあります。厚みを変えておくと、この偏りが起きにくくなります。窓の条件を見たうえでご提案しています。

窓を替えたのに音が残るのはなぜですか?

換気口や玄関ドアが経路になっていることがあります。また、窓まわりにすき間が残っている場合も音は通ります。どの経路から入っているかを確かめる必要があります。

防音と断熱は、両立できますか?

多くの場合、同じ工事で両方に関われます。ただし重視する点によって、ガラスの厚みや形の選び方が変わることがあります。どちらを優先されるかを先にお聞かせください。

その音が窓から入っているのか、一緒に確かめます

内窓が効く音と効かない音があります。東京23区と近郊にお伺いし、どの経路から音が入っているのかを確かめたうえでご提案します。効かないと分かる場合は、そうお伝えします。

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出典・参照