みなさんこんにちは。LIXIL窓マイスター、福岡の窓リフォーム専門店「エコマド工房」の塩田です。
本日は、元LIXIL営業所長をしていた知識と経験から、福岡の窓リフォームで考えたい「孫が遊びに来る連休前に、まだ暑いリビングを安心して過ごせる場所にする方法」について、詳しく細部まで解説をさせていただきます。
最近ではLIXILの全国大会でセミナーもさせていただいています。是非最後までご覧いただければ幸いです。
8月後半になっても、福岡ではまだ暑い日が続きます。特に日当たりの良いリビングでは、「エアコンをつけているのに窓際だけ暑い」「午後になると部屋に熱がこもる」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして連休を前に、お孫さんやお子さん家族が遊びに来る予定があると、普段以上に室内環境が気になるものです。
せっかく家族が集まるなら、みんなが同じリビングでゆっくり過ごせるようにしたい。
私は、窓リフォームの価値は単に「性能の良い窓を取り付けること」ではないと考えています。窓を改善することで、ご家族が安心して過ごせる時間を増やすこと。それが断熱リフォームの大切な目的です。
福岡のリビングが暑いとき、まず確認したい「窓」
リビングの暑さ対策というと、まずエアコンを思い浮かべる方が多いと思います。
もちろんエアコンは重要です。しかし、冷房を強くしてもなかなか快適にならない場合、確認していただきたい場所のひとつが窓です。
特に大きな掃き出し窓があるリビングでは、夏の日射や屋外の熱の影響を受けやすくなります。
たとえば、こんな経験はありませんか。
- エアコンの設定温度を下げても窓際は暑い
- ソファが窓の近くにあり、午後になると座っていると暑く感じる
- カーテンを閉めても、窓の近くに熱気を感じる
- 西日の入る時間帯だけ急に室温が上がるように感じる
- 冷房を止めると、すぐに暑さが戻ってくる
こうした場合は、冷房設備だけでなく、窓から入ってくる日射や熱への対策を一緒に考えることが大切です。
孫が遊びに来る日こそ「窓際まで過ごしやすいか」を考える
大人だけで生活していると、普段座る場所はある程度決まっているものです。
ところがお孫さんが遊びに来ると、リビングの使い方が変わります。
床におもちゃを広げたり、窓際で遊んだり、お昼寝をしたり。いつもはあまり使わない場所まで、生活空間になります。
そのときに気づきやすいのが、同じリビングの中でも場所によって暑さの感じ方が違うということです。
エアコンの近くは涼しくても、大きな窓の近くは日射の影響を受けて暑く感じることがあります。
だからこそ、ご家族が集まるリビングでは「部屋の中央が何度か」だけではなく、実際に家族が長い時間を過ごす場所が快適かという視点で考えていただきたいと思います。
窓断熱は、そのための選択肢のひとつです。
暑さ対策として検討しやすい「内窓・二重窓」
既存住宅で比較的取り入れやすい窓断熱の方法が、内窓(二重窓)です。
内窓は、今ある窓を取り外すのではなく、その室内側にもう一つ窓を設置する方法です。
LIXILでは「インプラス」という内窓商品があります。
既存窓と内窓の間に空気層ができることで、屋外と室内の熱の移動を抑えやすくなります。また、選ぶガラスの種類によっては、夏の日射対策を重視した仕様も検討できます。
ただし、ここは大切なポイントです。
「内窓を付ければ、どの家でも同じように涼しくなる」というものではありません。
窓の方角、大きさ、ガラスの種類、庇の有無、日射の入り方、住宅全体の断熱性能などによって体感は変わります。
特に夏の暑さ対策では、断熱だけではなく日射をどのように抑えるかという視点も重要です。
西日が強い窓と、ほとんど直射日光が入らない北側の窓では、同じ商品を一律に選ぶ必要はありません。
内窓のメリットは「夏の暑さ」だけではありません
内窓を検討する際には、夏だけでなく一年を通した暮らしで考えることをおすすめしています。
1.冬の寒さ対策
福岡は比較的温暖な地域ですが、冬の朝晩にはしっかり冷え込みます。窓の断熱性能を高めることで、窓際の冷えや室内の温度低下を抑えやすくなります。
2.結露の軽減
内窓によって室内側の窓表面が冷えにくくなることで、結露の軽減が期待できます。
ただし、結露は室内湿度、換気、建物の断熱状態などにも左右されます。そのため、内窓を設置すれば必ず結露がゼロになるとは限りません。
3.防音対策
既存窓の内側にもう一つ窓ができることで、屋外から入る音や室内から外へ漏れる音を軽減できる場合があります。
お孫さんが遊びに来たときの声がご近所に響かないか気になる方にとっても、検討する価値があります。
ただし音は壁、換気口、玄関など窓以外からも伝わるため、すべての騒音をなくせるわけではありません。
4.冷暖房効率の改善
窓の断熱性能を高めることで、冷暖房した空気の影響を保ちやすくなり、省エネにつながることも期待できます。
光熱費への効果は住宅の広さ、設備、設定温度、生活時間などによって異なるため、一律に「年間○円安くなる」とは言えませんが、冷暖房効率を考えるうえで窓は重要なポイントです。
工事は1時間から半日程度で終わるケースも
「連休前にリフォームなんて間に合うの?」と思われるかもしれません。
内窓の特徴のひとつは、既存窓を大きく壊す工事をせずに設置しやすいことです。
一般的な窓であれば、窓数や現場条件にもよりますが、工事時間は1時間から半日程度で完了するケースがあります。
大がかりな壁の解体を伴うリフォームと比較すると、日常生活への負担を抑えやすい方法です。
ただし、実際には内窓を取り付けるためのスペースが必要です。窓枠の奥行きが足りない場合には、ふかし枠などの部材が必要になることもあります。
窓の形状やカーテンレール、家具との位置関係によって施工条件も変わりますので、事前の現地確認が大切です。
内窓にもデメリットがあります
私は窓・建材・建物断熱の分野に24年以上携わってきましたが、どの商品にもメリットと注意点があります。
内窓についても、良い面だけで決めるのではなく、次の点を確認していただきたいと思います。
- 窓を開ける動作が2回になる
- 掃除する窓が増える
- 窓枠に設置スペースが必要
- 窓の種類や形状によって施工が難しい場合がある
- 日射対策ではガラス選びや外側の日よけも重要になる
たとえば、頻繁に出入りする掃き出し窓では、窓を2回開閉することを負担に感じる方もいらっしゃいます。
一方で、ほとんど開けない大きな窓で暑さや寒さに悩んでいる場合には、内窓のメリットを感じやすいことがあります。
つまり、重要なのは「内窓が良い商品か」ではなく、「そのご家庭の暮らしに合っているか」です。
全部の窓を一度に工事しなくても構いません
ご相談をいただいた際、私は「家中の窓を全部工事しなければ意味がありません」とは考えていません。
もちろん住宅全体の断熱性能を考えれば、多くの開口部を改善するメリットはあります。
しかし、ご予算や生活上の優先順位はご家庭ごとに違います。
今回のテーマであれば、まず考えていただきたいのは、お孫さんやご家族が長い時間を過ごすリビングの窓です。
たとえば、次のような順番で確認してみてください。
- 午後に特に暑くなる窓はどこか
- 窓際に強い日差しが入っていないか
- 家族が長時間過ごす場所に近い窓はどこか
- 冬にも寒さや結露で困っている窓はないか
- 開閉頻度や生活動線に問題がないか
このように整理すると、「どの窓から優先して改善するべきか」が見えやすくなります。
補助金があるから工事箇所を増やすのではなく、まず必要な工事を考え、その負担を軽くするために補助金を活用する。私はこの順番が大切だと考えています。
2026年は福岡でも窓リフォーム補助金を活用できる可能性があります
2026年度も、国による窓の断熱リフォームを支援する制度が実施されています。
「先進的窓リノベ2026事業」では、既存住宅の内窓設置など、一定の性能や条件を満たす窓の断熱改修が補助対象となります。
補助上限は1戸あたり100万円です。
ただし、「内窓を付ければ100万円もらえる」という意味ではありません。
実際の補助額は、住宅の建て方、窓の性能、サイズ、施工内容などによって決まります。また、対象製品を使用することや、制度に登録された窓リノベ事業者との契約など、所定の条件があります。
一般消費者が直接申請する制度ではなく、登録事業者が申請手続きを行い、交付された補助金をお客様へ還元する仕組みです。
また、補助金には予算があります。予算上限に達した場合には受付が終了しますので、利用を検討する際は、その時点での最新の受付状況や対象条件を確認することが大切です。
補助金額だけを見るのではなく、工事総額から補助額を差し引いた最終的な自己負担額で比較してください。
連休前に工事したい方が、先に確認しておきたいこと
内窓そのものの施工時間は比較的短いケースがありますが、「相談した翌日に必ず設置できる」という意味ではありません。
現地調査、採寸、製品の手配、納期確認などが必要です。
そのため「孫が来る日までに間に合わせたい」というご希望がある場合は、できるだけ早い段階で次の情報を整理しておくと相談がスムーズです。
- お孫さんが遊びに来る予定日
- 特に暑さが気になる部屋
- 暑い時間帯
- 窓のおおよその幅と高さ
- 窓全体が写る写真
- 窓枠やカーテンレール周辺がわかる写真
エコマド工房ではLINEでもご相談いただけますので、まず写真を送って「この窓に内窓が付けられそうか」「どの窓から考えるべきか」を確認していただく方法もあります。
窓を変える目的は、家族が過ごす時間を快適にすること
エコマド工房には「断熱で日本を変える」というビジョンがあります。
ただ、私たちが本当に届けたいのは、窓という商品そのものではありません。
たとえば、お孫さんが遊びに来た日に、暑い窓際を避けてみんなが別々の場所にいるのではなく、同じリビングでおもちゃを広げたり、お茶を飲んだり、ゆっくり話したりできる。
そうした家族が心地よく一緒に過ごせる時間を増やすことが、断熱リフォームの価値だと考えています。
だからこそ、すべてのお宅に同じ工事をおすすめすることはありません。
内窓が適している家もあれば、窓交換や日よけ対策など、別の方法を組み合わせた方がよいケースもあります。
まずは「何に困っているのか」「どの部屋をどう変えたいのか」を整理し、そのために必要な工事を選ぶことが大切です。
福岡で内窓・二重窓をご検討中の方へ
2026年度も国の補助金制度の継続が決定しました。
補助金の申請には登録事業者との契約が必要となり、予算に達し次第終了となります。
福岡では、条件により最大100万円の補助金を活用できる可能性があります。
この補助金を上手に活用し、2026年中に住まいの快適性を高めてみませんか。福岡で窓リフォームをご検討中の方は、ぜひエコマド工房へご相談ください。
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