断熱えこまどブログ

2025-02-12

最速詳細説明!子育てグリーン住宅支援事業の補助金額と内容について

子育てグリーン住宅支援事業 概要

みなさん、こんにちは。

福岡市の断熱リフォーム会社 エコマド工房の塩田です!

LIXIL 元営業所長の私が、日本最速で子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム)の詳細な速報をお届けします。

先進的窓リノベ2025事業の詳細情報はコチラ


住宅省エネ2025キャンペーンが閣議決定しましたので、皆さんが首を長くして待っていた子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム)の補助金情報を中心に速報として解説させていただきます。 国交省のホームページから出力した資料で、少し業者様向けの画像になっていますがこちらに沿ってご説明します。

一般の方もご覧いただいて理解出来るようにまとめていますので、安心してご覧ください。

子育てグリーン住宅支援事業はいつから対象?工事はいつからしていいの?申請期限は?


子育てグリーン住宅支援事業 対象期間

■先子育てグリーン住宅支援事業の補助対象期間
工事の実施期間:令和6年11月22日以降に対象工事に着手し、令和7年12月31日までに完成


経済対策閣議決定の令和6年11月22日に遡っての対象となります。
(R7.2.12時点)基本的には事業者登録をしていなくても工事着手して良いという事になっており、事業者登録は補助金申請前までに済ませる必要があります。
ここが一番重要ですが、工事完了と交付申請を令和7年12月31日までに終わらせる必要があります。(予算上限に達すると終了)
内容は、ほぼ2024年と同様ですので、大きな混乱はないと思われます。


子育てグリーン住宅支援事業の補助額と上限額はいくらまで出るの?

子育てグリーン住宅支援事業 補助額と上限額

子育てグリーン住宅支援事業の情報を心待ちにされている方の一番の疑問点を先にご説明させていただきます。

2025年から始まる子育てグリーン住宅支援事業は、2024年までと違い必須工事の条件が大幅に変更になりました。


今年からSタイプ・Aタイプの2つに区分され、必須工事の実施数によって上限額が変わります。

具体的には、

Sタイプは、必須工事①~③の全てを実施する事で、1戸あたり上限60万円まで

Aタイプは、必須工事①~③のうちいずれか2種を実施する事で、1戸あたり40万円まで

補助金を受ける事が可能です。


つまり、これまでの様に先進的窓リノベ+子育ての組合せで気軽に使えなくなるのではないか、という不安の声が業者様から多く聞かれました。

これは半分当たっていて、半分は外れています。

どちらかというと弊社にとっては、特に改悪したという印象は薄いです。


詳細は後述しますが、最も重要な点を先にご説明しておきます。

1.子育てグリーン住宅支援事業のみで1申請当たり合計補助額5万円未満の場合は、補助対象になりませんので、2024年の併用2万円以上という条件からは厳しくなっています。

2.『先進的窓リノベ2025事業』『給湯省エネ2025事業』『賃貸集合給湯省エネ2025事業』は必須工事①③として扱われます。

弊社のように窓リノベをメインにしている会社との契約では、プラスワンの必須工事を満たせば補助対象になりますので、比較的補助を受けやすくなります。(この場合も本事業での合計補助額5万円以上になる事が最低条件)


子育てグリーン住宅支援事業の補助対象工事は?2024年から変わった点は?

子育てグリーン住宅支援事業 補助対象

補助対象になる工事ですが、表にある通り2024年から変更はありません。


必須工事として

①開口部の断熱改修

②躯体の断熱改修

③エコ住宅設備の設置

附帯工事として

➃子育て対応改修

⑤防災性向上改修

⑥バリアフリー改修

⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置

⑧リフォーム瑕疵保険等への加入


『戸建・共同(集合)住宅によらず、既存住宅に表の省エネ改修や子育て対応改修等を行う事業。

ただし、必須工事①~③のうち2種以上を実施する場合に限る』となっております。


例えば、先進的窓リノベ2025事業で窓断熱リフォームをされるお客様が、水廻りリフォームを検討されている場合。

先進的窓リノベは必須工事①が満たされますので、必須工事③で5万円以上の補助額を満たせば補助対象になるという事になります。

この時の補助額上限は、Aタイプ(2種を実施)となり40万円/戸が上限額となります。


子育てグリーン住宅支援事業 2024➡2025の補助額はどう変わったか。増額?減額?据え置き?

子育てグリーン住宅支援事業 開口部の断熱改修

必須工事①【開口部の断熱改修】


こちらは基本的に先進的窓リノベ2025事業を使いますが、ドア交換(玄関ドア・玄関引戸・勝手口ドア)のみ使用する事がありますのでご説明します。

ポイント1.省エネ基準が廃止され、ZEH基準のみが残っています。(ZEH基準という表記はなくなりました)

ポイント2.ガラス交換・外窓交換・ドア交換の補助額は、据え置きで変わっていません。

ポイント3.内窓設置は半分に減額されています。(2024年・子育てエコホーム支援事業との比較)


内窓設置の詳細は下記になります。

■内窓設置・旧ZEH基準【大幅な減額】

   (2024年)      (2025年)

大  34,000円 ➡  17,000円 【17,000円の減額(▲50.0%)】

中  27,000円 ➡  13,500円 【13,500円の減額(▲50.0%)】

小  22,000円 ➡  11,000円 【11,000円の減額(▲50.0%)】

※基本的には補助率の高い『先進的窓リノベ2025事業』を使いますので、マイナスの影響はありません。


据え置きの3品種の詳細は下記になります。

■ガラス交換・旧ZEH基準【変更なし】

   (2024年)      (2025年)

大  14,000円 ➡  14,000円 【据え置き】

中  10,000円 ➡  10,000円 【据え置き】

小    4,000円 ➡    4,000円 【据え置き】


■外窓交換・旧ZEH基準【変更なし】

   (2024年)      (2025年)

大  34,000円 ➡  34,000円 【据え置き】

中  27,000円 ➡  27,000円 【据え置き】

小  22,000円 ➡  22,000円 【据え置き】


■ドア交換・旧ZEH基準【変更なし】

   (2024年)      (2025年)

大  49,000円 ➡  49,000円 【据え置き】

小  43,000円 ➡  43,000円 【据え置き】


使用例)

先進的窓リノベで内窓設置+玄関ドアを組合わせる場合、この2つの組合せではどちらも必須工事①に該当しますので、これだけでは申請不可。

かつ、ドア交換”大”でも補助額が5万円に満たないため補助対象になりません。

上記のケースでトイレや節湯水栓を組合わせる方法ですと、必須工事①+③となり、補助額5万円を満たせば補助対象になります。

子育てグリーン住宅支援事業 躯体の断熱改修

必須工事②【躯体の断熱改修】


壁や屋根・天井・床の断熱は、子育てグリーン住宅支援事業を使用します。

今回の変更点は下記になります。

ポイント1.省エネ基準が廃止され、ZEH基準のみが残っています。(ZEHレベルと表記変更)

ポイント2.全ての部位で補助額が増額されています。


躯体の詳細は下記になります。

■躯体の断熱改修・ZEHレベル【増額】

       (2024年)            (2025年)

外壁     151,000円(75,000円) ➡  169,000円(84,000円) 【18,000円の増額(+11.9%)】

屋根・天井    54,000円(27,000円) ➡    60,000円(30,000円) 【  6,000円の増額(+11.1%)】

床        96,000円(48,000円) ➡  105,000円(52,000円) 【  9,000円の増額(+  9.4%)】

※( )内は部分断熱の場合の補助額

※上記金額は1戸当たりの上限額

※使用する断熱材、使用量、対象の住宅により条件が異なります

子育てグリーン住宅支援事業 エコ住宅設備の設置

必須工事③【エコ住宅設備の設置】


ポイント1.節水型トイレ・高断熱浴槽・節湯水栓の補助額が増額されています。

ポイント2.太陽熱利用システム・高効率給湯器・蓄電池の補助額は、据え置きで変わっていません。


                  (2024年)      (2025年)

太陽熱利用システム     30,000円/戸 ➡  30,000円/戸 【据え置き】

節水型トイレ(掃除しやすい)      22,000円/台 ➡  23,000円/台 【1,000円の増額(+4.5%)】

節水型トイレ(上記以外)               20,000円/台 ➡  21,000円/台 【1,000円の増額(+5.0%)】

高断熱浴槽         30,000円/戸 ➡  32,000円/戸 【2,000円の増額(+6.7%)】

高効率給湯器            30,000円/戸 ➡  30,000円/戸 【据え置き】

節湯水栓                5,000円/台 ➡    6,000円/台 【1,000円の増額(+20.0%)】

蓄電池                     64,000円/戸 ➡  64,000円/戸 【据え置き】


附帯工事の補助額は?どんな工事が対象になるの?

附帯工事について情報量が多すぎて、こちらのブログで全て書ききれませんでした。

国交省のホームページリンクを貼りますので、こちらをご参照ください。


■子育てグリーン住宅支援事業・公式

https://kosodate-green.mlit.go.jp/


■子育てグリーン住宅支援事業の内容について(令和7年2月7日時点)

https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001861512.pdf



という事で、2024年に引き続き2025年も子育てグリーン住宅支援事業は十分な補助額が継続する事が公表されました!

ご自宅のリフォームを考えられているお客様は、是非この機会に検討されてみてはいかがでしょうか。



先進的窓リノベ2025事業 及び 住宅省エネキャンペーン2025がスタートしました!

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